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【ロンドン発】週刊ブログ(7月3日~7月9日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。



7月3日:『BBC Later … with Jools Holland』 のノエル・ギャラガーが良かった。言わずもがな、頭の回転の速いノエルはイングリッシュネス&サーカズム炸裂。面白過ぎたので一部要約。

ストリングス隊とコーラス隊を交えた大御所なバンド編成に関して、ジュールズに、巨大なバンドだね。僕のバンドより多いくらいだ。競争ではないけど、すごいよ。と言われて。
「いや、競争だ。僕らの年齢の道具になるとね。ペップ(・グアルディオラ、スチール写真がアンプの前に立て掛けてある))を含めると10人かな?」

90年代のレコーディングと現在のレコーディングの違いを訊かれて。
昼の12時に始めて、6時に終わる。6時以降は働かない。もし6時間で言い表せないようなことがあれば、それは意味がないんだ。夕食後は仕事はできない。昔は同じ時間帯にスタートして、ディナーを挟んで夜通し仕事をしてたけど、ディナー後には酒が入ってるから、結局やり直さないといけなかった。でも今は12時から6時まで。6時以降に働くのは面倒だ。フットボールがあるしな。

ファーストアルバムがリリースされてから、来年で30年になるが何か祝う予定は?もしくは無視する?
願わくば、まだ新しいアルバムのツアー中であることを望むけど、そうだな.....ライブで何かやるかどうかはわからないけど、まあ、記念する意味で何かやるつもりだ。

今日プレイした“Going Nowhere”について。
今までこの曲をプレイしたことはないと思う。どこかの誰かが今ネット上で「99年にシンシナティでやったよ」なんて言ってるかもしれねえけどな。いや実際やったかなと思って調べてみたら、104バージョン(の映像が)ネットに出てきた。

ツアーに特別に持っていくものは?
枕だ。だが、止まったホテルでもっといい枕を見つけたら、スワップする。俺は枕泥棒だ。

カリビアンでキース・リチャードに遭遇した話。
キースの息子がオアシスのファンでさ。プールでそいつを見て、マジでかよと思ったんだけど、実はキース・リチャードには会ったことがなくて、その後バーに行ったら奴が居たんだ。海賊みてーなカッコしてさ。「まだ音楽やってんだろ?」って話しだしたんだ。「君がいるバンドだがな、興味深い時期があった」と言うから、「(皮肉に)サンクス」って言ったんだけどさ、お前も同じだろ、って思ったよ。そして「いつも訊きたいと思ってたんだけど、どっちのシンガーの方が最悪な馬鹿野郎だ?お前のか?俺のか?」って訊くから、「ああ、あんたのシンガーは、良い歌詞をいくつか書いている。だから俺の方だな」って答えたんだ。すると彼はこう言った。「俺もそう思う」。

ジョイ・デヴィジョンの"Love Will Tear Us Apart"のカバーを演奏することについて。
初めてギターを手にした時、この曲のベースラインに合わせて練習した曲のカバーをやろうと思う。"Love Will Tear Us Apart"なんだけど、この曲をやる、と仲間に言ったら、正気?みたいに言われたけどな。やってみねえと分からねえだろ、ってな。ストリングス隊もいるし。......まあ、いいかどうかはあんたが決めてくれ。俺は全然イケてると思う。

何曲かカットしてあるが、残りの会話はこちらから。



7月4日:Zoom でブルーノ・メジャーの取材。彼にインタビューするのは2回目。死ぬほどアルバム『Columbo』聴いているから、ブルーノが"We Were Never Really Friends"を画面越しに歌った時、一緒に歌いそうになったよ。

4枚目の先行シングルカット”A Strange Kind Of Beautiful”。


7月5日:Netflixの『The Last Letter From Your Lover』を鑑賞。
ネタバレあります。

熱い思いの気狂いそうな禁断の愛を観るのは全く嫌ではないし、ハッピーエンディングなのだけど、観終わった後の不完全燃焼感が半端なかった。

二つのストーリーがパラレルに展開されているのはかなり興味深かったが、エリーの恋愛物語は全く不要だったし、何の同意も感じられず。ここは、安易な恋物語を絡ませず、エリーがプロのジャーナリスとして成長することに焦点をあてるべきだったのでは?また、事故で記憶を失ったジェニファーが手紙を見つけたことから、記憶を取り戻していく過程も、基本不倫だが、元々夫は、冷酷で妻にあまり興味がないため、足枷のようなものも見えず、結局二人を引き裂いたのは夫でも立場でもなく、自動車事故だったという。イマイチ感情的なドラマに欠けたなあ、という感想。60年代のファッションは大いに楽しんだが。


7月6日:ああ、宮崎も入ってる。そうなのよ。国内アーティストも宮崎はスキップするのよね。80年代は辛かったわよ。

そして、上の記事をそのまま実現するかのように、当日券を買って、ブリックレーンへ。下のインスタで映像観れます。

Mami Kondo Hartley on Instagram: "Summer Pearl @jazzrefreshed . Superb night. 毎週木曜日に開催される、ジャズ・リフレッシュドで、ブリックレーンへ。今夜は、ロンドン出身のシンガーソングライター、サマー・パール。ジャズ、ソウル、ダブ、ヒップホップを融合させ、生バンドをバックにあらゆるジャンルのフュージョンを創り出す。バッキングボーカルもリッチだし、彼女たちのコレオグラフも完璧。バンドは特にギターが良かった。観客の盛り上がり方やレスポンスも良かったし、何よりもここの雰囲気好き。ワインを片手にゆらゆら揺れました。 #jazzrefreshed #ロンドンジャズ" 5 likes, 0 comments - Mami Kondo Hartley (@mamimoonismine) on www.instagram.com


ブリックレーンお決まりのルート。ベーグルを買いに。


ベーグル12個って、こんなにたくさん。


7月8日:次男がスリープオーバーから、親友の別荘に行ってしまったので、サクッとハイゲートのパブへ。


7月9日
:日曜の朝、遅く起きてきた夫が今からブライトンへ行こう、と言う。10:30AM ブライトン行きを決め、準備をし始める。11:20AMUberで家を出る。11:30AMウェストハムステッド駅に着く。11:45AM電車に乗る、という準備も何もナシというかなり無謀な行動に出たが、まあ何とかなるものだ。電車内でホテルを予約。

泳ぐには少し寒すぎると思ったが、水に入っている人もちらほら。


今夜はブライトン泊です。

(今週おわり)


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