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【ロンドン発】週刊ジャーナル(10月2日~10月8日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。



10月2日:となりのおばちゃんが、「今年はあなた、クリスマスに日本に帰らないって言ってたから、これで少しは日本が恋しくなくなればよいのだけど」と言って、東京ばな奈をお裾分けしてくれた。なんでも弟さんが商用で日本へ行った際、クライアントから手土産でもらったらしい。わあ、嬉しい、お心遣いありがとう!と言って受け取ったものの、東京出身じゃねーから、東京ばな奈には何のメランコリーも感じね~、と思いながら紅茶とともにいただいた。

青島ういろうとか、日高のなんじゃこりゃ大福とか、わらべのチーズ饅頭とかだったら、泣いてたかもね。



10月4日:ワーキング・クラス出身をアピールしようとするも、夫デヴィッドに突っ込まれ、80年代、お父様がロールス・ロイスで学校の送り迎えしてくれていたことを白状させられるヴィクトリア。デヴィッドの鋭い返しと最後のサーカスティックな「サンキュー」がイギリス人らしくてウケる。


10月5日:英国の大学が魔術とオカルトの修士課程を開設するというニュース。英エクセター大学は、世界各地の魔術と魔法の歴史と社会や科学への影響を探求するコースを設けた。このコースでは、「西洋は合理主義と科学の場所であり、それ以外の世界は魔法と迷信の場所であるという仮定を再検討する」という。このコースを率いるエミリー・セローブ教授は、 「今日、学問の内外で魔法やオカルトへの関心が高まっており、それは私たちの社会が抱える最も緊急な問題の核心にあります。脱植民地化、オルタナティブな認識論の探求、フェミニズム、反人種主義が、このプログラムの核心です」と語ったうえで、縁起が良いとされる宝石を身につけたり、木に触れたり、勝利するため、試合の日に髭を剃らないなどのジンクスを引き合いに出し、「私たち自身、そして周囲の人々の信念を表面的に見れば、マジックが私たちの日常生活の一部であることがわかります。責任ある学者達は、このことを真剣に受け止めるべきでしょう」と述べている。で、その内容はというと、学生は、西洋の文学・芸術におけるドラゴン、アーサー王伝説、古文書学、イスラム思想、考古学の理論と実践、中世における女性の描写、中世・近世ヨーロッパにおける書物、近世ヨーロッパにおけるジェンダー・社会・文化、サイケデリックの哲学に関するモジュールを選択することができ、学生はパフォーマンス作品を通して学位論文を完成させることができるらしい。

これ、地理的にエクセター大学というのも面白いのかも。というのもウエスト・カントリーにはグラストンベリー(アーサー王伝説の地)やストーン・ヘンジ、アフィントン・ホワイト・ホース(オックスフォードシャー南西部)などのパワー・スポットが点在するから。

私は霊感もなければ第六感も全くないので、基本見たものしか信じないが、歴史の中で人々が信じてきたもの、その所以などを探求するのは面白いかも、と思う。あと、世界中にあるジンクスとか。記事の中にも「木を触る」というのがあったけど、英語の表現で「touch wood」というのがあり、これは良くないことが起こったりもしくは聞いたりしたときは、テーブルや椅子、戸棚などの木製品を触ったりコンコンとたたいて、「(事態や調子が)良くなることを願う」ことがあるのだけど、これらも木に宿ったパワーや霊気などを呼び起こすために使われているから。日本だと何があるのだろう?大事な試験前にトンカツ食べるとか?でもこれは「カツ=勝つ」の言葉語呂だけの願掛けで、とくに歴史や迷信に基づいたものではない?日本に存在するジンクスって何?

元記事はこちら。


XTCのアルバム『ENGLISH SETTLEMENT』のジャケットに使用されている、
「Uffington White Horse(アフィントンの白馬)」と呼ばれるヒルフィギュアは、
約3000年前から存在すると言われている。


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ロンドンのフォトグラファーズ・ギャラリーで開催されている、森山大道氏のフォト・エキシビションへ。



レセプションでふるまわれたアサヒ・スーパードライが相当嬉しかった夫。


10月6日:今日はプレイしなかったのだけど、推しのアントアン。スーツ姿も素敵❤


10月7日:次男がとある有名芸能人の娘のハウス・パーティーに行くことになった。そもそもどうやってその娘と知り合った?と訊くと、会ったこともない、と。会ったこともないのに招待されたと?と訊くも、俺たちは人気者だから、と訳の分からん答え。で、友人と出かけていったのだが、その家に着くと、すでに300人ほどティーネージャーがわらわらと門のまえに集まっており、警察まで出動していたと。ゲストリストを確認するセキュリティに名前を告げると、主催の娘が彼らはゲストリストに名前が載っているから、というものの、結局人が来すぎてしまい、パーティーはクローズ。その時点で次男とその友達は、別のパーティーにも呼ばれていたので、そっちに移動する、との連絡が。後から聞くと、主催の娘の友達の友達の友達の友達・・・・(多分次男はこの辺)、とかまで、パーティーの噂が広まり、わんやわんやと人が来てしまった模様。事前にウェーバー(契約書のようなもの)まで書かされた上での招待だったが、結局パーティーはおじゃんに。噂では近所の塀を乗り越えて、パーティー会場に侵入しようとしたものもいたらしく、それで警察の出動となったとか。主催者の娘も次男も入っている、グループチャットでは、本人から謝罪があったらしい。まあ、普通のティーネージャーが主催する、普通のパーティーを開きたかっただけだっただろうに、芸能人の娘も楽じゃないね...とちょっと気の毒になったのだった。


10月8日:ジャパン残念だった~!!


健闘したよね、日本。また4年後に!


今週の一曲:Rocket from the Crypt - On a Rope。金曜日にラマクの番組で流れたから、首をブンブンふって踊った。


(今週おわり)

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