自分の<ことば>をつくる〜自分を表現することは、他者と共に生きること〜
私が対話に出会ったのは2020年のこと。それから対話の本を書き、対話の場をつくり続けているが、その原動力は「自分のことばで話す」ことの手応えを感じたことだ。それまで、割と自由に生きていたつもりだったが、それでも、空気を読んで、自己検閲して、(自分が思う)「社会のことば」に自分を寄せていたと思う。だから、「自分のことば」で自分の考えや思いを率直に話し、それが仲間に受け止められた時、率直な自分のことばが、誰かの何かに響いたとき、「世界と関わって生きている」そんな体感を持ったのだ。