ことばは依り代(よりしろ)
ことばは依り代
わたしたちは
ことばを通して
その前に、奥に、向こうにあるものを
伝え合う
ことばは
そのものではないけれど
ことばがないと
触ることがむつかしい
人が祈るとき
その依り代を必要としたように
弓の道も的を必要とするように
ことばは依り代
でも
ことばはそのものではない
だから
意味に磔(はりつけ)にならなくていい
ひとや社会がつくることばの意味に
ことばにはもっとある
音がある、響きがある、振動がある
ことばを意味から自由に
その依り代としての
もともとの力を
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