先月、タクシーにケータイを置き忘れた。
半年ぶり、3度目の置き忘れで、学ばない自分から全力で目を逸らしてぼんやり遠くを見るしかなかった。反省なんて意味がない。忘れる時はあっさり忘れるからね。

この時、心底ありがたいと思ったのはiphoneの位置情報。タクシー会社に電話すると「ないみたいですね」と適当な返事をされたけど「位置情報によると今◯◯にあるんですけど！」というひと押しで探してもらえた。

その2週間後、オートチャージのPASMOが入った名刺入れを失くした。年末最後の忘年会から家に帰って、さあ帰省しようという時まで3日間引きこもっていたせいで、外で失くしたのか家の中で行方不明なのかも分からない。オートチャージのPASMOを止めるには駅窓口に行って書類を書かなければいけないので、地元から止められずハラハラ。ラッキーなことに誰にも拾われなかったようで助かった。いや、家の中にある説が濃厚だとは思うんだけど。

気をつけようと思っていてもモノを失くした時は無意識で、いちばん信用できないのは自分だなという自覚もある。決まった場所に入れる、とか、降りる前に確認、とかを易々と忘れる。

だから、今年はぶら下げた。

まずリール付きのパスケースを購入し、再発行したPASMOを入れる。裸で持っていたケータイはストラップ穴付きのカバーをつけて、ネックストラップのリングをつけた。今はそれをパスケースにリンクさせていて、電車でケータイを見る時は、リールをびよ〜んと伸ばして使っている。旅行時はネックストラップにつけて首からぶら下げておくと写真を撮るときに便利だ。

自分は頼りにならない。でも、世の中には便利なモノがたくさんある。子どもみたいでカッコ悪いなんてカッコつけず、素直に便利に頼っていくのもありだなと満足している。