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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第47日「脳はどこまでコントロールできるか?」

読書ノート 2024/4/19

❶[1BOOK]
「脳はどこまでコントロールできるか?」
中野信子著 KKベストセラーズ
2014年8月28日初版第1刷発行 2023年8月5日初版第16刷発行

❷[3POINT +1]
◎はじめに〜脳を使いこなせば人生が変わる
この本を読んだみなさんが、自分自身の妄想をより巧みに使いこなし、それを具現化していける「妄想の達人」になっていかれることを願っています。

① 成功する人は脳に騙されない!〜錯覚のメカニズム
☆脳の錯覚でチャンスを逃さないために
本来、ランダムに起こるべき複数の出来事を、何らかの相関があると誤認してしまう錯覚のことを「クラスター錯覚」と言います。
人間の脳というのは、まったく独立な事象にもかかわらず、それがまとまって存在すると、それらの事象を独立でないと錯覚してしまう傾向があるのです。

② 成功する人が使っている心理効果〜脳は勝手に妄想をつくり出す
☆占いが流行る理由〜脳は自分の傾向さえもわかっていない
誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格を表す記述なのに、あたかもそれが自分に当てはまっている正確な分析であるかのように思い込んでしまう・・・これが「バーナム効果」です。

③ 男女で違う脳の働き〜刺激を求める男性脳・不安を感じやすい女性脳
☆脳は何歳になっても育つ!
人間の脳は経験によって大きく変わる。それは成長期の脳だけではなく、成熟した脳においてもそうなのです。年齢を重ねても、死ぬまで、新しく神経細胞は生まれ続け、神経回路は変化し続けるのです。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
自分の脳をうまく騙して、成功に繋げていく。

❹[1episode]
☆おわりにー脳はどこまでコントロールできるか?
科学理論の素晴らしいところは、事物を簡潔に説明するばかりではなく、来るべき未知をも予測できるというところでもあります。それは、まだ知らない土地の地図を手に入れるようなものです。
おそらく、多くの人が脳科学に興味を持つのは、日常、見過ごしている、なんということもない現象、あるいは自分が日常、感じているようなことを、脳科学があざやかに科学的に説明してくれるのではないか、という期待があるからではないでしょうか。
本書では、できるだけ、日常の現象を中心にとりあげ、脳の生理的な構造や機能から解説することを心がけました。お読みくださったみなさんが、少しでも脳科学にワクワク感を感じてくだされば、望外の喜びです。

❺「本を語る」
「脳は死ぬまで進化する」という事実を知った時、正直、嬉しかったことを覚えています。なぜなら、衰えていく身体を見るたびに、「このまま萎んでいくのかな〜」という不安を感じていたのです。
[思いついたこと]
習慣について、脳科学的に説明していただいたのは、ナニメンさんこと吉井雅之さんでした。「あ、そういうことだったのか〜」と体験は、その後の私の活動に大きな影響を与えてくれました。中野信子さんの著作もまた、自分のチャレンジを支えてくれる「裏付け」を与えてくれます。
[そして]
どちらかというと、文系の私ですが、分野を超えて「面白い!」と感じる楽しさを発見できました。今では、好奇心をそそられる分野は、かなり広がり、それだけ「頭が柔らかく」なり、神経回路の更新が頻繁に行われているのを感じます。
[しかし]
身体の衰えは、否めない事実です。特に、腰を痛めてからは、歩くことが億劫になり、外出も最低限に抑えていました。最近、1年前と同じ仕事を始めたのですが、自宅から職場までの徒歩20分が、去年より「きつい」。週3回、午後から5時間というコールセンターの仕事ですが、時給や仕事内容よりも、歩く機会を作ることが、最大の動機です。また、「話す」ことや「説明する」ことも体力・知力を養う上で、重要なことです。
[だからこそ]
今年もまた、猛暑が予想されています。この夏を乗り切るためにも、今から準備しようと思います。また、朝の音読も身体にはいい影響を与えています。早起きの習慣とともに、「集中力」が必要であり、発声することにより腹筋も鍛えられます。30分間、声を出すというのは、結構、体力がいるのですよ。「高齢者の読書」として、音読もまた勧めていきたいと思っています。

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