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子どもにゴーレム効果をもたらさない

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は、「子供にゴーレム効果をもたらさないために」というテーマで話します。

ゴーレム効果とは、教師や上司、親などが個人に対して低い期待を持つことで、その個人の能力やパフォーマンスが下がる現象です。これは、ピグマリオン効果の対極にあります。

例えば、「年齢に関する期待の実験」では、年配の参加者に対して、年齢に応じて記憶力が低下すると事前に伝えたグループが、そう伝えられなかったグループよりもパフォーマンスが下がりました。

これは、思い込みの影響が大きいことを示しています。私自身、学習塾で勤務している中で、このゴーレム効果を自分で引き起こしている場面があると感じています。

例えば、成績がなかなか上がらないと感じる子に対して、私自身が「この子は厳しいだろう」と予測してしまい、結果としてその子の成績が上がらないケースが多いことに気づきました。これは、自分の予測が確証バイアスにかかっている可能性があります。

そこで、私は考え方を変えることが重要だと思います。「この子はダメだ」と考えるのではなく、「どうやったらこの子を良い方向に変えられるか」という問いに変えるべきです。

マイナスな思い込みは誰にとっても良くありません。私たちは、誰もが良い方向に変わることができるという強い思いを持つことが教育者として大切です。

子供がいたとしても、悪い方向に予測するのではなく、どうやって良い方向に持っていけるか、どうやって期待を高めるかを考えることが重要です。最終的には、子供の成長を信じ、良い方向に導くことが教育者の役割だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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