内発的動機付けを高めるには?
以下は音声内容をテキストに要約したものです。
今回は「内発的動機づけを高めるには」というテーマで話を進めます。
部下のモチベーションを上げたい人や、子どもに勉強に前向きになってほしいと考えている親御さん向けの内容です。
結論から言うと、選択肢を提供することが重要です。
まず、動機づけとは何かについて。これは、何かを行う理由、つまりモチベーションのことを指します。
動機づけには二つの種類があります。一つは内発的動機づけで、自らその活動をしたいと思うこと、面白いからやるというものです。
もう一つが外発的動機づけで、お金、地位、名声や評価のために活動することです。
どちらがその活動を身につける上で効果的かと言えば、内発的動機づけです。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉が示すように、楽しんで、面白がって取り組む方が結果につながります。
外発的動機づけのデメリットは、刺激がないと活動しなくなることです。
たとえば、子どもがテストの結果に応じてお金をもらうという外発的動機づけは、一度やめると勉強をしなくなってしまいます。
そこで有効なのが、選択肢を提供することです。
例えば、子どもに勉強の時間や科目を選ばせることで、内発的動機づけが高まります。
職場でも、部下にプロジェクトや役割を選ばせることで、仕事へのモチベーションが向上します。
職場や家庭での指示や命令は、動機づけを下げることがあります。
特に反抗期の子どもに対しては、選択肢を提供することがより効果的です。
これは、心理的リアクタンス、つまり命令されたことの反対をする傾向を避けるためです。
最後に、内発的動機づけで始めた活動は、楽しみながら続けることができます。
これが最終的には、本人の幸福にもつながるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、良い一日をお過ごしください。
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