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名古屋のお酒フェスでタリバーディンセミナー

 山崎蒸溜所から帰って、13日の金曜は午前中にガロアの校正、WPの問題作りをして、昼すぎにウイ文研。午後は全農かながわをはじめ外部とのミーティングを3件。神奈川に蒸留所をつくるという話が4〜5年前にあり、その丹沢の麓の土地も見に行ったことがあるが、結局はダメになってしまった。それ以外にも、もう1つくらい話があったが、今も実現していない。蒸留所ができれば、原料となる大麦は地元・神奈川産でと思っていたが、JAの人に聞くと神奈川県では大麦を栽培していないという。

 日本の大麦生産量は約15万トン。小麦が100万トンであるのと比べると、ごく少量と言わざるを得ない。日本の北海道くらいの大きさでしかないスコットランドでは約180万トン、イングランドは800万トンだったかと思う。それから比べると日本の大麦は本当に少量だ。生産県のトップスリーは佐賀、栃木、そして福岡となっていて、この3県で約7割を生産している。佐賀・福岡は麦焼酎のさかんなところで、これはその原料だろう。栃木はどうしてか分からないが、そういえばカンバク(関東製麦、現サントリー製麦は、たしか栃木にあったと記憶する。


 いずれにしろ、そんな話をしてミーティングは終了。夕方にはすべてのミーティングを終了して、15日のコニサーイベントの確認と、基調講演の準備、ガロアの校正作業。14日の土曜日も、朝早くからガロアの校正、そしてWPの問題作りをして、11時すぎの新幹線で、こんどは名古屋へ。1時すぎについて金山駅に行こうとして東海道線を反対の岐阜方向に乗ってしまい、あわてて引き返す。結局2時すぎに、“お酒フェス”の会場である金山駅前のANAクラウンプラザホテルにつき、会場となる5階へ。2時50分から、酒やビッグから頼まれた、タリバーディンのテイスティングセミナーを行う。


 参加は先着順30名ということだったが、20〜25名ほどが参加してくれ、予定どおりタリバーディン蒸留所の話をして、その後、ソブリン、タリバーディン225、同228、そして同500の4種をテイスティング。225はボルドーのバリック樽の一般的な容量225リットルのことで、228はブルゴーニュ、イギリスではバーガンディ樽の容量、そして500はもちろんシェリーバット樽の500リットルのことだ。つまり、どれもワイン樽フィニッシュということだが、225はソーテルヌの甘口ワイン。228はブルゴーニュのモンラッシュの赤、そして500はペドロヒメネスシェリーである。
 
 どうせなら、それぞれのシャトーのワインも同時に飲んでみたかったが、それは無理。ということで4時には終了し、そのままJRそして新幹線で東京へ。夕方6時半ごろに東京にもどり、夜はコニサーイベントの基調講演の準備をして、早めに就寝。

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