おいかけて 初恋②
ⅱ.私のことば
SNSで彼のことを呟いてる人、書いてる人は山ほどいると思う。
その中で私の、大体の人に嫌われるポエミー感満載な愛を見つけて、
あえて私を掴まえて下さった。
「20年も経つのに、嬉しいです。」
誰から来るのかわからない、
それでも待ち続けた手紙が、突然郵便受けに入る瞬間。
もう楽しいことなどないよ、と乾いてひび割れた心に 突然降った慈雨。
嫌われがちな私のことばを
そのまんま喜んでくださったことへの
驚きと感謝。
私はやってきたその宝物の手紙のおかげで、
しがみついて来たInstagramを畳み、
新たなInstagramを立ち上げる決意が出来た。
彼だけのためのInstagram。
驚くべき、新しい、宝物のような出会いは、
「公人である彼」ではなく、逆に
「私人である彼」を私にギュンと近づけることになる。
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