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舞台「家族草子 池袋2021秋公演」

2021.11.18-19
全5公演、無事に終演。

『想い出バトン』
ヒロイン、茜役。
通常、家族草子は物語の中心人物がナレーションの部分を読みつつ台詞の掛け合いもして「私」として物語を進行させていくのですが、この物語は「私」がナレーションと中心人物に分裂(と、私は思っています)した作品。
ナレーションのみどりさんと一心同体「茜」の物語として成り立つようにしっかりと物語の中心に立つと言う事が、想像以上に難しかったです。
稽古序盤では自分の出来の悪さに落ち込みましたが、稽古3日目の終わりにハッと気付く事があり…
4日目の稽古でやっと茜として物語の中に溶け込める感覚を掴む事が出来た気がします。どの公演でも毎回そうなのですが、何回やっても「正解」って無いなーと。お客様からの温かい反応を受けて「良かった」と思いつつ「まだまだ良い作品になる」と言う思いがふつふつと。

家族とのシーンは本当に楽しくて、楽しくしようと思わなくても勝手に楽しくて…それはお父さん役の塩塚さんとお母さん役の時江さんがとても心強く、リラックスして入り込めたから。新しく家族になる婚約者のひろ君は以前から仲が良かったので、苦労無く(と言う事に終演後に気付く位に苦労無く)自然と良い関係を築く事が出来ました。


『手のひらが覚えてる』
第一志望の高校に合格した娘の、葉月役。
まさかの15歳…大丈夫!?と思いつつ、キャスティングしてもらえたと言う事は大丈夫なのだと信じて臨みました。1話目も2話目も娘役、そして両作品とも第一声が私から始まる物語だったのでしっかりと違いを出さなければとドキドキしていました。


衣装や髪型の力も借りつつ声の高さや話し方、本の持ち方や仕草と佇まい…1作目と別人かと思ったと言う声をチラホラと聞いてホッとしていました。
家族写真を撮りそびれた…
お父さん役のつっちーさんは、私が家族草子に初めて出た時からもう1作品の「私」をされていて、安心感がとてつもないです。

今回も素敵な先輩ばかりの女子楽屋にて。
楽屋はいつもわいわい、時にはアドバイスも頂いて楽しく過ごしておりました。

1年ぶりの家族草子、2作品とも初めての物語に参加させて頂く事が出来てとても楽しかったです☺︎

そして、私の家族草子は続く…!!

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