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行ったことのない、地平線の先へ。

今日は、別に書こうと思っていたこともあったのですが、
思うところあり、以前書いたこちらのテーマでもう一度書きたいなあと。

学校の卒業というのは、大抵の場合自動的にやってくるけれど、
学校以外でも「卒業」という言葉が頻繁に使われるようになって、
そういった「卒業」というのは逆に、自動的にやってくることはなくて、
自らの決断の元、能動的に行われることがほとんどだと思います。
そのタイミングも、どのように幕を引くかも、本人次第。

自分で終わりを決める、区切りをつける、ということは、
決断する自分自身にとっても大きな勇気を必要とするものだろうし、
まして、自分が大事に思う人たちが、心の底では悲しい、寂しいという感情を抱えながらも、気丈に祝福してくれる姿でも想像しようものなら、
その逡巡は、より大きなものになるはず。
だからこそ、そのときに何を語るか、誰に何を伝えるかに、その人の「心」が表れるのだろうし、私たちもその言葉、その姿に心動かされるのだと思います。

悔いのない人生なんて どこにも存在しないだろう
そう人は誰もみんな やりたかった何かを
やり残すものなんだ 絶対

本当にすべてをやりきった、何一つやり残したことも悔いもない「卒業」なんて、きっとそうそうないのだろうし、
心の表層では「やりきった!」と思って決断したとしても、
深く深く考えれば、やり残したこと、もっとこうしたかった、あのときこうしておけば…そんなことなんて、きっと山のようにある。

でも、そんな「過去のこと」を回顧したところでどうにもならなくて、
私たちが変えられるのは、これから先のこと、未来でしかないのだから、
やり残したことも、後悔も、全部ひっくるめて、未来へと持っていく。
そんな心構えで、きっといいのだと思います。

唱えて来たこと誇りに思って
満天の星に何を語る
思い出はどうせ色褪せて
今閉じたまぶたに微笑み残す

変わらないものなんて何もなくて、
大事な思い出も、忘れられない記憶も、いつかは色褪せていってしまう。

だからこそ、今を、未来を信じて歩んでいくしかないし、
心の中のコンパスが指し示すままに、進み続けるしかない。

そう頭ではわかっていても、実際にそう行動するのは難しいからこそ、
本当に道なき道を、己の道を切り拓く姿にはただただ尊敬しかないし、
そうやって創られていく未来が、本当に楽しみになります。

行ったことのない、地平線の先へ。
未知の場所へ足を踏み入れることには、やっぱり怖さもあって、
足がすくんでしまうこともあるかもしれないけれど、
そんなときに、冗談めかして言うこの言葉は、ふっと心を軽くしてくれるのだろうし、
自分もそんな言葉を、送れる、受け取れる人でありたいものです。
"Break a leg!"


(余談)
先ほど #kanayoru で「マブダチ」森谷佳奈さんが選曲されていたこちらの曲も、今日という日に聞くと、なんだかとっても沁みました。

踏み出す 夢の音を 僕らは感じている
頬なでる風に光 見つけた様な気がして

ひらひらと花が舞う頃 旅立ちを決めた思いは
今 誰のためでもなくて
思い出を抱きしめながら 僕たちは歩いてゆくよ
今 瞳の奥に 輝く夢は いつでも いつまでも

これからも続いていく人生で
自分にとっての幸せを大切にしていけますように!
素敵なご縁がたくさん繋がっていきますように!

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