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「夢」って案外、身近にもあるのかもしれない。

先日テレ東でやっていた
「無料夜行バス、乗ってみませんか?~地方発東京行き・夢の往復切符~」
という番組。

新潟で、「東京でやりたいこと」がある人を募って、
夜行バスで東京を往復し、「やりたいこと」を叶える様子を追いかけるドキュメント番組で、
様々な「やりたいこと」を持つ人が集まっていたのですが、
その中で私が気になったのが、
「スカイツリーに登って富士山を眺めたい」という60代のご夫婦。
関東に住む娘さん夫婦と合流してスカイツリーに登り、仲良く記念写真に収まるという、なんともほっこりエピソードでした。

「数十年来会えていない小学校時代の友人に会いたい」人や、
「自分のラップを東京で試してみたい」という脱サララッパーなど、
ほかの方は割と濃い目のエピソードが展開される中、
「ただ孫に会いに来ただけやんけ!」とMCのダイアンのお二人に突っ込まれてましたが、
確かにバラエティとしては、特に何も起こらない、「激薄」エピソードだったかもしれない。
「東京に行ってスカイツリーに登る」なんて、やろうと思えばいつだってできるじゃん!って、私もめっちゃ思いました。

でも、現実として、こういう機会でもない限り、このご夫婦はそんな「やろうと思えばいつでもできること」を実現する機会はなかったわけで。
というか、私がまだそんなに年老いてなくて、関東出身だから「そんなのすぐできるじゃん!」と思うだけで、
実際にこのご夫婦にとっては、「東京に旅行に行く」というだけでも一大事だったのかもしれない。
心の中では「やりたい」と思っていて、実際そんなに難しいことではなくても、意外と行動に移すことはない、
そんな「些細な夢」って、案外あるのだろうなあと。

「夢」っていうと、どこか大きくて、遠いところにありそうだけど、
実は手近なところ、
我々からすれば「それってすぐ叶えられますよ?」ってところにも
「夢」を持つ人はいるかもしれなくて、
それを叶えるお手伝いができたら、すごくお互いハッピーになれるのかもしれない。
そう考えると、なんだかワクワクが湧いてくる気がします。

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