君は動けるか⁈緊急事態に備える行動経済学
本日のテーマは「行動経済学」です。
先日、この「行動経済学」が役に立ったので解説していこうと思います。
◾️人間の心理をついた経済の学問
行動経済学とは、人間の思考や心理がどのように経済に及ぼすのか解いた学問になります。
例えば、「頻繁に会って話す」行動は相手を安心させて、事を運びやすくします。これを「単純接触効果」と呼びます。
その他に、最初に効果なモノを見せておき、後ほど紹介するモノは劣るモノを見せると
「高価なモノ」以外、物足りなくなります。
これを「アンカーリング効果」と呼びます。
住宅展示場でのモデルルームは豪華で「こんな家に住みたい」となりますよね。
まさにアンカーリング効果が働いているわけです。
◾️「バイアス」という言葉を体験した
人は普段から「バイアス」という状態にいます。例えば「悪いニュースで見たもの」について「酷いな、でも自分には起こらないだろう」と心に思ってしまいます。
そしていざ起こるとどうしていいか分からない
これを行動経済学では「正常性バイアス」と呼びます。
◾️まさに正常性バイアスにかかった場面
先週、電車内にて突然、女性が倒れました。
まさに突然だったので乗客全員「唖然」としました。
皆さんならこの後どうしますか⁈
普通なら助けますよね。
でもほとんどの人は「携帯をいじってるか」「ただ見ていただけ」でした。
これは常日頃「正常性バイアス」にかかり実際に起こった時にどうすればいいか分からない状態になってしまったというわけなんです。
1人の若い男性がいち早くバイアスから抜け出し駅員に緊急電話し、私も行動経済学を習っていたおかげでバイアス状態に気付き、バイアスから抜出して駅に着いたら駅員の応援を要請にいきました。
幸い女性は貧血で倒れたそうで大事にいたりませんでした。
◾️行動経済学を知っていればいち早く動ける
経済学って具体的に役に立つか分からないと思います。社会ってすぐに役立つことしか学ばない傾向にあります。
でも「いざ!!」という時は一見役に立たなそうなことが「本当に役に立つ」ということなんですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?