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少年院に 『きみトリ』 を寄贈しました

きみトリプロジェクトの舟之川です。

先日、個人のFacebookアカウントで、
「少年院や少年鑑別所へ『きみトリ』の寄贈をしたいので、情報をご存知の方や、本代に寄付のご協力いただける方いらしたら連絡ください」
と投稿したところ、さっそく何人かの方からご連絡がありました。

・寄付してくださる方
・少年院に電話して受け入れの可否を聞いてくださる方
・支援団体につないでくださる方


これらの方々のおかげで、7冊の『きみトリ』を無事にお届けすることができました。

・東京の少年院 2ヵ所
・愛知の少年院 2ヵ所
・広島の退院者支援団体
・大阪の在院者・退院者支援団体
・愛知の在院者・退院者支援団体

小さな取り組みでしたが、この間、いろんなお声をいただきました。

寄付してくださった方:「本の寄付の取り組みが、人間回復の力になればいいな、敵じゃない大人の存在を感じてくれるといいなと思います。」

各所につないでくださったNPO法人再非行防止サポートセンター愛知の代表・高坂様:「少年少女に幸せになってほしいという思いに、関わらせてもらえて感謝しております。」

NPO法人再非行防止サポートセンター愛知を紹介してくださった方:
「『きみトリ』が少年たちにとって意義のある本だと感じていただけたのも嬉しい...…。少しお役に立ててよかったです!」

寄贈先の少年院の方から:
「少年院に入ってから本が好きになるという子も多いです。自分のペースで読めて、自分の関心から着目できて、本を通じて人とやり取りを生み出せる。対話のための語彙を増やせる。本には大きな可能性を感じています。」

ご協力くださった方々、ほんとうにありがとうございました。

この本は、いろんな境遇や立場にある10代にできるだけ届けていきたいと思ってつくったので、共感や協力をいただきながら、小さくでも実行できたことがうれしかったです。


●今回の行動の学び
・少年院や少年鑑別所に本を寄贈したい場合は、突然送りつけるのではなく、まず受け入れ可能かを聞いてみる。電話するのが早い。
・施設によって対応は様々。どんな本かを説明するだけで、「ぜひお願いします」と即答してくださるところもあれば、書類が必要で審査の上でないと受け入れられないというところもある。すぐに話が成立するほうが寄贈者としての負担は少ないと思う。
・今回のように、在院者・退院者を支援しているNPOに問い合わせて、寄贈先を紹介してもらうのもよい。ただ、その分の労力はNPOの方のご負担になるので、お願いするとしても数冊程度がよい。一件一件受け入れ可能か、調整してくださっていたので。つまり、日頃からつながりがあるのでよりスムーズだけれど、作業としては個人でやるときと変わらず。
・ふとした思いつきは口にしてみる。何事もこれに尽きる。
・他の人にも関わってもらうことで、個人的なことでなくなるのがうれしい。「投げかける」「応答する」のやり取りが発生して、行動や金銭の面で関わってもらうことで、社会的なことになっていく。これもシチズンシップの一つの形。
・本があればいろんなところに行ける、社会のいろんな場所とつながれるんだなぁとまた思いました。本すごい!出してよかった!


こんな物語を経て旅立った『きみトリ』。
どうかいろんな人に読んでもらえますように。
手に取った人の対話の相手になってくれますように。

これからも、いろんな10代に『きみトリ』を届けていきます。
引き続き、プロジェクトへの応援をどうぞよろしくお願いします。


きみトリプロジェクト

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