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【中学受験 算数】2023開成中学校の一題

多くの大手学習塾が入試報告会という形で、2023年度入試の分析と対策についてお話されています。それを超える分析は私にはできません。(笑)
ただ、子どもたちには学ぶことの楽しさと、学びが自身の未来を大きく変えていくことができることを知ってほしい、そんな思いを込めて記事を書きたいと思います。難易度・傾向などの分析ではなく私個人の感想であることをご了承ください。

初回は開成中の算数です。5つの大問のうち私が最も感動したのは大問1でした。とりあげている題材がなんとあの有名な『ウサギとカメ』のお話。ウサギとカメが同時にスタートし、途中でウサギが昼寝をします。ウサギが目を覚ますと、ゴール間近のカメの存在に気づき慌てて追いかけますが、わずかの差でカメが勝利というあのお話です。いくつかの条件が与えられていて最終的にスタート地点からゴールまでの道のりを求める問題ですが、お話をイメージしやすく、とても楽しく取り組めると思います。(当日の受験生にとっては緊張感の方がずっと大きかったと思います。本当にお疲れさまでした。)
『一歩一歩の歩みは遅くとも、コツコツ努力をすれば努力は必ず報われる』という試験問題作成者からのメッセージでしょうか。とても素敵ですね。
コツコツ努力されている6年生になったばかりのお子さんにぜひ解いてみてほしい一題です。


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