五十にして天命を知って数年後、三国志覇道というネットゲームをはじめた。ゲームも楽しいけど、チャットって面白いね。三国志覇道からX世代が学んだことを紹介しましょう。（吉野賢一）

文末「ｗ」は「笑」：学生がPCで書いた文章に「ｗ」があるのを不思議に思ったことがある。タイプミスかな～ってその時は思った。でも記憶に残っているのでなんか気になってたんでしょうね。それが、三国志覇道のチャットで頻繁に「ｗ」を見るではないですか！こりゃ調べるしかない。ググって分かった「ｗ」＝「笑」、「ｗｗｗ」＝「大笑い」ですよ。
ジジイはちょっと知ったナウい言葉を使いたがります。ご多分に漏れず、その日から私のメールは「ｗ」のオンパレード。するとある日、私の娘（私が勤める大学の学生）から「これオトウさんじゃないの？」と、彼女のスマホ画面を見せられた。
娘のスマホの画面には、ある学生さんが「先生からメールをもらいました。笑ってらっしゃる」と困惑気味コメントと一緒に、私が送信したメールがアップされていた。そして娘から「あのね～、3つも『ｗ』つけたら、それはむちゃくちゃ大笑い。私でもなかなか使うことないよ。それにこんな使い方しないから」と教育的指導を受けました。へっ？そうなの？
学生さんは私が特定されないように配慮してくれていましたが、娘には分かったみたいです。「よろしくｗｗｗ」なんて書く（大笑いする）教員は、この大学に私しかいないことを・・・。

ディスコしますか？：三国志覇道のチャットでのＡさんとのやり取り
A：ディスコしますか？
私：ディスコって何？なんのこと？さっぱり不明。踊るディスコ？
A：ディスコードというチャットアプリのことです。便利ですよ。おいおい興味があればにしておきますね。
私：ですよね。踊るわけないですよね。はい、おいおいでお願いします。こんな私に懲りずによろしくお願いします！ｗ
Ａ：はいｗ
う～ん、懲りちゃったのかな、この時を最後にディスコの話は出ないな～ｗ

バフとデバフ：三国志覇道は、育てた武将でつくった部隊を戦わせるゲームです。勝利するためには、個々の武将のレベルアップよりも、どの武将をどう組み合わせるかの編成が重要で、武将同士の相性や特性を把握しなければなりません。その部隊編成時に使われる用語が「バフ」と「デバフ」です。
バフは武将や部隊の攻撃力、守備力、回復力、速度などを上昇させて自分や味方を有利にすること、デバフは相手を不利にすることです。
ということを学びました。
チャットで「バフ」の話が出たとき、その意味が分からずググったら「（キャラクターなどを）bufferと呼ぶこともある」という記載が目にとまりました。「バフってbuffer？つまり緩衝液？」と、さらに意味不明になりました。間違いなく「バフ ≠ 緩衝液」であることだけは察しましたが、勇気を出して後日チャットで尋ねるまでチンプンカンプンでした。今では、、、チンプンカンプンのままです（今でも、ですね）。

パチンカス：ネットゲームのログイン日数が500日を超えました。この間、ほとんどパチンコ・パチスロに行っていません。ということで久々・ゴー！
その日「博打には人生では決して味わえぬ敗北の味（寺山修司氏のコメント）」をおおいに噛みしめることになり、熱くなって有り金を全部使い、妻に「ここで止めるわけにはいかん！お金を店まで持ってきて」と電話してしまいました。ゲーム三昧の日々で久々のパチンコだったから！
・・・と言う話を、娘にしたときのやりとりが以下。
娘：持って行ったお金全部使って、お母さんに持ってこさせたの？
私：そうよ～。
娘：で、さらに負けたの？
私：もちろん。当たり前やん。そんな状態で勝てるわけないでしょｗ
娘：最低～、完全なパチンカス！
私：おいおい、それを言うならパチンカー（パチンコする人）やろ。
娘：パ・チ・ン・カ・ス ！
はい、ググりました。「パチンカスとは、パチンコ（パチスロを含む）依存症者に対する蔑称である」と書いてありました。
ネットゲームのおかげ？で、自分がパチンカスであることを知ることができました。チャンチャン。

あざます：チャットで使われるネット用語っていいね～。「ありがとう」を丁寧に「あざます」、フランクに「あざす」「あざーす」。「お願いします」を「おねいしゃす」とか、タイプミスだと思いましたよ。
ジジイはちょっと知ったナウい言葉を使いたがります・パート2。
早速、学長秘書へのメールで「あざます」を使用しました。すると秘書の方も「あざます」を使って返信してくれました。さすが～！優秀な方はワタシのおバカに対して、お洒落に返してくれます。嬉しいですね～。

副団長：三国志覇道では50名の軍団の軍団長を務めています。最近は大学教員としてよりも副団長として汗をかいてます。楽しいし、やりがいありますよ！ｗｗ（と、日記には書いておこう）