イメージで、アフリカは１年中どこでも暑い、半そでで十分、と思い込んでる方は多いかもしれません。私も仕事で行くようになるまで同じ考えでした。でも現実は違いました。アフリカは寒い！

日本の夏＝南半球の冬

例えばアフリカ大陸の一番南にある国、南アフリカは、日本が夏を迎える６～８月が冬になり、大都市のヨハネスブルグの最低気温は４度です。半そでではとても過ごせず、上着も２枚は必要です。

でも、仕事で行く時に、どんなに口を酸っぱくして他の方に伝えても、暑さが厳しい夏、日本の自宅からかさばる厚手のコートを空港まで持ってくる人はいません。日本の暑さでアフリカの寒さを想像できない＋最悪現地で買えばいいでしょ、となりますね。

冬でなくても朝と夜は涼しい

アフリカの寒さは日本と違い、湿気が少ないです。ヨーロッパも同じですね。だから、日差しの下では灼熱なんですが、日影に行けば結構快適です。ちなみに乾燥しすぎて汗をかいてもすぐに汗が蒸発し、知らないうちに脱水症状になる方もいらっしゃいます。

朝晩の冷え込みは、砂漠で特に顕著です。砂漠は熱がこもらないのか、風の通りがいいからか、昼間は倒れるほど暑くても、夕暮れとともに一気に寒くなります。たき火の周りに集まって暖をとることもあります。

アフリカのスキー場？

「アフリカ」「寒い」でよく話題になるのが、南アフリカの中に位置する（イタリアの中のバチカン的な感じ）レソト王国のスキー場。レソト全土の標高が1400ｍを越え、気温も冬はマイナス１度になります。3000ｍ以上の山地には雪が積もり、冬はスキーを楽しめるんです！

レソト人の正装は、毛布を身体にまとう服装であることからも、その寒さが伺えますね。

以上、アフリカミニ知識でした。