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何が捏造されたか

例によってフラットアースについて何となくぼんやりと考えています。

前回はマッドフラッドと呼ばれる仮説についての反論や批判を取り上げましたが、

その中で一つ思うことがありました。

関係性

とあるフラットアーサーの方が、マッドフラッドとフラットアースは関係している、フラットアースの仮説をモデル化・理論化していくことにマッドフラッド現象の解明が資するのだ、ということを言われていました。

その理屈も説明されていて、それについてはわかるようなわからないようなという感じですが、僕としても全く無関係ではないように感じています。

それは、もともと僕がこれらに興味を持ったきっかけがどちらもエンドゥ氏の動画だったから、ということではなく。

確かに関連するものとして扱われるトピックでもありますし、探求してる人が重なってるということもありますが、そういったことは一旦置いておいて。

受け入れがたい理由

ここでフラットアース説について、なぜそれが受け入れ難いかの一つの理由を考えてみます。

それは、もちろんそれまでに学校で習ってきたり世の中で常識とされていることと真っ向から対立するから、というのはあるのですが。

それに加えて、もしそれら現行理論が嘘であるならば、それに紐付いてとてつもない範囲の常識が覆されなければならないから、というのもあるのではないでしょうか。

それが直感的な受け入れ難さにつながっているのではないかと。

嘘を付く人々

これについて、昨今の流行り病関連で為政者や資本家や製薬会社やビッグテックがお金儲けのために、あるいはもっと邪悪な目的のために、平気で人々を死に追いやる嘘をつけるということに多くの人が気づけたのではないかと思います。

つまり、世の中は表で言われているように民主的に運営されてはいないようだぞ、というところまでは気づく人が増えたものと思います。

それでも、仮説としてであってもフラットアースを一旦受け入れるにはそれ以上に壮大なあらゆる定説のひっくり返しが必要になるので、それは相当ハードルが高いのも仕方ないと思います。

世の中は嘘ばっかり、と、ある程度の真実に気づいている人でも、ことフラットアースになると流石にそれはあり得ない、となるのも致し方ないでしょう。

ちょっと前までの自分も全くそうでしたし。

むしろ逆に

書いてて思うのですが、むしろそれだけの壮大な嘘や捏造を作り上げる必要があるのであれば、やっぱりフラットアースの方が間違いなんじゃないの、とすら思えてきてしまいます。思いませんが。

例えていうならタイル一枚をひっくり返すために屋敷全部のタイルをひっくり返さなければならない感じのオオゴトです。

それくらい壮大です。

だから、多少の証拠を見せられても、球体論の矛盾をいくつか指摘されても、それでもやっぱりあまりにもあまりなので信用できないなあ、となるのが当然でしょう。

どれだけの設定が必要か

では仮にフラットアースが真実だとして、大地が平面であることを隠すためには、どれだけの設定が必要なのでしょうか。

地球の起源とその在り方

まずは当然我々がいるこの大地はどうなっていて、どうやって誕生したのかについてです。

球体であると理解させていくには、どこでどうやって巨大な球体が誕生し存在しているかの説明を作り上げる必要があります。

これについては現行の宇宙論や物理学がそれに当たりますが、宇宙というものが百何十億年前に誕生し、星のチリが集まりぶつかり合ったりして地球や他の星々が生まれていったと理論付けているそれです。

そして地球は自転し月がその周りを周り、地球を含む惑星が太陽の周りを公転し、太陽系は銀河系の周辺を移動し、銀河系は・・・と説明をつけることで、天体の動きを理論付けました。

これらの大部分がまるっと嘘である、と結論づけなければフラットアースは成り立たないことになります。

まずこの時点でかなり無理ゲーですね。

生命の起源

次に、では我々人間を含む生物はそこにどうやって誕生したのか、という疑問が生まれるので、それに対する理論付が必要となります。

誕生には諸説ありますが、有機物に満ちた原初のスープに雷が落ちて原始的な生物が誕生して、とか、宇宙から微生物が隕石にくっついて飛来して、とかでしょうか。

そして、とにかく原始的な生物が誕生した後は、突然変異や適者生存によって生物は進化し現生人類が誕生したという事にされました。

ダーウィンの進化論については、それ自体はかなり反論もあり、定説というほど皆が皆盲信しているわけでもないと思いますが、でもインテリジェント・デザイン説を公の場で発言するのはそれはそれでとても勇気がいることです。

特に日本では海外ほど一神教が普及していないので、例えばキリスト教徒が多い国に比べて余計にフラットアースを受け入れ難い人が多いというのもあるかもしれません。

文明史

そして、人間という種が誕生してからのことは、文明史として現行の歴史で言われているとおりです。

古代メソポタミアから始まり数千年の歴史があったとされていますね。

つまり

仮にフラットアースを事実と受け止めるのならば、それを覆い隠すための設定として、
・宇宙史、地球史
・生物史、人類史
・文明史
といったものが、まるまる捏造されているということを受け入れる必要があるということになります。

※なおフラットーアース説を支持する人の中でも、大地は創造主に作られたけど生命は現行論どおり偶然に誕生した、とか、生命は作られたけどその後の人類は現行論どおりの歴史を歩んだ、といった解釈をしている人もいるかもしれませんがそこはご容赦を。

フラットアーサー的には

では一方、フラットアーサーなら宇宙史・地球史、生物史・人類史、文明史についてどう説明するのか・・・

宇宙史・地球史、これは難しいですね。

そもそも大地は創造主的な何者かが意図を持って作ったとしか考えられなくなりますが、ではその創造主はどんな存在かについては、憶測以上のものは語れません。

生物史、人類史についても同様ですね。

創造主が大地と一緒に創ったんじゃないの?とは思いますが、これもそれ以上のものは語れません。

このあたり、真偽はともかくとして、その推測の一助となりそうな記述がみられる聖書というものが特別視される理由もよくわかります。

文明史はどうか?

ここで最初のマッドフラッドの話に関連してきます。

人類の(とされる)歴史については、少しはたどれる可能性が残されていると考えられるわけです。

語られている歴史は大いに捏造されているかもしれないけれども、残された遺跡、建築物や書物、地質、といった何らかの物証をもとに、少しずつ真実に近づいていくことは可能なはずです。

ここで、最初に例に挙げたフラットアーサーの方の言いたかったことがつながってくるのではないかと思うわけです。

つまり地球がフラットであるという仮説とマッドフラッドという事象や前文明についての仮説は直接はつながってないけれども、人類の歴史を振り返って精査することで、隠されたり捏造されたりしたことやその意図が見えてきて、結果として生物史や地球史、世界像につながる何かも見えてくるかもしれない、という意味です。

※便宜上マッドフラッドといっていますが、前回も書いたとおりその定義は非常に曖昧なので、ここでは「正式の歴史上では全く語られていない国や文明に関するなにか」くらいの漠然とした意味でご理解ください。

まあ関係性があるとはいっても、同じ連中に同じ目的で隠されて捏造されているという点が共通している、というだけなのかもしれませんが・・・

フラットアースの検証でできることはかなり限られていて、限定的な条件での観測や実験とあとは考察とか思考実験となると思います。

その点、前文明についてはフィールドワークもできて新たな証拠の発掘なども期待できるので、フラットアースの究明を望みつつも目先では前文明の究明に向けて動くモチベーションもそれはそれでわからなくはないなあと思います。

もしかしたらもっと現実的に、集客のためのコンテンツとしてしか見ていない人も多いかもしれませんが・・・

まとめ

特に結論やオチはないんですが、「頭から否定せずにとりあえず一旦フラットアースを受け止めてみる」ということすら難しい理由をつらつらと考えてみました。

あらためて、フラットアースを普及しようとか気づかせようとかの地道な活動をされている方には本当に頭が下がります。

米大統領選挙のときに、選挙不正を指摘するだけでも相当バカにされたり嫌味を言われたりしてうんざりさせられましたが、その比ではないくらい批判を受けていることと思います。

皆さんあくまで自説にこだわっているというよりは真実を明らかにしたいというモチベーションだと思いますので、それがどんな結果であれ真実が明らかになればいいなと思います。

なんか投げっぱなしな締めで恐縮ですが、そんな感じです。


余談

ここからは余談です。

あらためて思ったのは、もしフラットアースが真実ならばその意味することがあまりに大きすぎて、仮にその事実を客観的な形で示すことができたり、あるいはオフィシャルがそれを認めるようなことになったとしても、それを聞いてポカーンとする人が多そうだな、ということです。

多くの人は「へー、平面だったんだ」、とか、「なんで誰も気づかなかったんだろうね」とか、「まあぶっちゃけ自分の人生には何も影響がないし」とかで終わってしまいそうだなあと。

少し気が利いた人だと、「ん?じゃあNASAや前澤は騙してたってこと?」とか「じゃあ政府関係者とかも知ってたんじゃね?」とかに気づくかもしれません。

でもおそらくはそこ止まりで、せいぜい、じゃあアポロ計画とか何だったのよとか、NASAに投じた税金どうしてくれんのよ、という抗議の声が上がるくらいなのかなと。

つまり大多数の人にとっては仮にフラットアースを突き付けられてそれを理解したとしても、悪い連中にすっかり騙されていた、ということに認識が至らないのではないかと思うわけです。

ディープステートでもイルミナティでもカバールでもビルダーバーグ会議でも300人委員会でも呼び方はなんでもいいんですが、まさか全人類をそんな形で騙してきた悪い連中がいる、とは到底思わないわけですよね。

それは当然です。知らないんだから。

妄想

でここからは単なる妄想なので話半分どころか10分の1くらいでとどめてもらえればと思いますが、Qオペレーションって、実はその啓発が目的だったのではないか、などとちょっと思っています。

Qとかアノンについてはもう何度も書いてるので語りませんが、悪い連中がやっていることをQドロップという形で告発してきたわけです。

有名なのはピザゲート事件ですかね。

カルトや変な輩がそれに乗っかって怪しい運動に絡め取られていったのは残念ですが。

でもQ自体は直接手はくださないんですね。あくまで告発するだけで。

Qフォロワーの総意というか、何となく全体的に共通してる思惑としては、トランプ陣営やもしくは軍が何らかの実力行使をするのでは、と期待された時期もありましたが、今のところ特にそんな動きもなく。

「人類の敵」とでも呼べるような悪い連中がいるよ、ということを認識させるところまでで、その先は特になし。

非常にやきもきも失望もさせられましたが、結果的にコロナの欺瞞に気づいたり、大統領選の不正に気づいたり、アフガニスタンやミャンマー、最近ではカザフスタンやウクライナの政変について、主流メディアが報道している通りではまったくないことも理解できるようになりました。

つまり最初からそれが目的だったのではないかなあと。

トランプの再選とかカバールの逮捕とかそういうのは実際全く関係なく、極めて悪質な連中が人類を騙して操作しているよ、人類の敵がいるよ、というところに気づかせるまでがミッションだったのではないかと。

そういう認識を持たせれば、最初の方に書いた壮大な前提自体が偽りであるということも受け入れやすくなり、結果的にフラットアースへの拒絶感も薄らぐのではないかと。

まあそれは以前にも書いたように、どこかでフラットアースの大暴露があるのではないかいう期待が前提にあるからですが。


とはいうものの・・・

今界隈で一番影響力のありそうなアノンであるJordan satherが少し前にクリック詐欺の第一位にフラットアースを挙げていてまたややこしいんですけどね。

日本ではフラットアースなんて弱小コンテンツでしかなくて、例えば大統領選直後なんてQ関連の動画は一瞬で何十万再生もされていたのに対し、フラットアースの動画なんてエンドゥさんのでも10万程度ですし・・・

上述したようにそもそもフラットアースはコンテンツとしての広がりがなくてマッドフラッドに流れているような状況ですし・・・

海外ではフラットアースってそんなにクリックを誘えるような大人気コンテンツなんですかね???

Jordan satherは随分前からフラットアースを批判してきたようなので、もちろん純粋にそう思っているという可能性もありますが、これだけ霧が濃くなってくると逆にいろいろな思惑とか動きとかがあるのかなあと邪推というか期待したくもなったり・・・

全く何もないのかもしれませんが。

まあそんな妄想でした。

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