いけばなキロク_manami

いけばな小原流 十勝支部 四級家元教授 研究会用のお稽古メモや反省点、お稽古のメモな…

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いけばな小原流 十勝支部 四級家元教授 研究会用のお稽古メモや反省点、お稽古のメモなど記録用のノートです。 メモベースなのであまり面白みはないかもしれませんが、参考になれば嬉しいです◎

マガジン

  • 思っていることのキロク

    日々のいけばな記録ではなく、その時思ったことや考えたことをまとめてみます。あまり変わらないようで人の考えは時間の流れと共に変わりますよね。

  • 四級家元教授

  • 研究会ノート

    研究会前のお稽古で学んだこと、当日気をつけたこと、研究会の感想など研究会を記録した記事のまとめもの。

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    准教授になってからのお稽古・研究会の記録。

  • お稽古

    これまでのお稽古の記録すべて。

最近の記事

2024年もはじまってました。

2023年が始まった時、2022年の振り返りとともに2023年の目標を1月に書き、"まだ2023年1ヶ月目なので"、と言っていましたが、もう2024年が明けたどころか、旧正月も終わり、なんなら新年度も始まっていますネ...🥹(下書きに保存したままGWも後半戦…。) いけばな人生4年目。四級家元教授になりました。 2023年は6月に無事四級家元教授になり、9月には東京支部から十勝支部へ転籍しました。 転籍のタイミングも研究会も欠席することなく、スムーズに転籍手続きができたこ

    • 研究会#23 色彩盛花傾斜型(小原流 四級家元教授)2023年11月

      花型: 色彩盛花傾斜型 花材: 赤目柳(5)、中菊(黄、3) 花器: 丸水盤 〈結果〉95点 □当日の花の状態と意識したこと ▷赤目柳 ・太さがばらばらで役枝と中間枝を選びやすい枝だった。 ⇒中間高になる枝は役枝と同じくらいしっかりしていたので、主枝と同じ長さにするのではなく、副枝よりも強くならないように長さを調整した。 ・とても長い状態で配布された。 ⇒水揚げが気になる花材ではないと思うが、主枝の長さの1.5〜2倍くらいの長さに切り揃えて水につけておいた。 ▷中菊 ・2

      • 研究会#22 たてるかたち(小原流 四級家元教授) 2023年9月

        花型: たてるかたち(瓶花) 花材: ニューサイラン(赤、3)、バラ(2) 花器: ひびき 〈結果〉100点💮 □当日の花の状態と意識したこと ▷ニューサイラン ・あまり太さの違いはなく、葉先の方向性が様々だった。 ⇒主枝と中間高の2枚を手の中で組み合わせて先に選んだ。 ▷バラ ・1本が大きく、1本が細かった。 ⇒それぞれ客枝、中間枝とした。 □今回のお題で意識したこと(お稽古での学び) ・主枝は器の寸法の2倍以内だが、ニューサイランは少し長めくらいの気持ちでよい。

        • 東京支部から十勝支部に転籍しました。(いけばな小原流)

          2023年8月、生まれ育ったふるさと、大学進学を機に住み始めた東京がある関東を離れ、北海道に引っ越しました。 約3年間通ったお教室を離れるのはとても寂しかったですが、勢いで始めたおはなを欠かさず通い続け、楽しさを感じ続けられたのはとても素敵な先生に出逢えたおかげです。 母の影響で始めたので、習い始める前も見る機会もありましたが、当時は正直よさがわからない作品もありました。 それが今では他の流派も並ぶいけばな展に足を運ぶと、やはり小原流がかっこいい、かわいいと感じる目になりま

        2024年もはじまってました。

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          1本

        記事

          〈講習会〉夏期講習会「涼を楽しむ」(2023年8月)

          8月は研究会に代わり、水もの花材について知地先生によるデモンストレーションとテキストでの座学を通して学びました。 まだ触ったことのない花材もありますが、見たり触ったりしたことのある花材について文字で情報を得られることにより、点在していた知識が点と点がつながっていく感覚があり、とても有意義な時間でした。 デモンストレーションも5作品見せていただき、ついさっきまで机にあった花たちがあっという間に花器に素敵に収まっていき圧巻でした。 実は今月が東京支部会員として最後の月でした。

          〈講習会〉夏期講習会「涼を楽しむ」(2023年8月)

          研究会#21 瓶花(小原流 四級家元教授) 2023年7月

          花型: 瓶花(瓶花傾斜型) 花材: 山万作、竜胆(3) 花器: 基本瓶花花器 〈結果〉95点 □当日の花の状態と意識したこと ▷山万作 ・枝も葉もしっかりしていて、配布された3本の枝ぶりも似ていた。 ⇒結果1本の大きな枝から中間高以外の枝を取り、中間高は配布された枝から葉を落として使った。 ▷竜胆 ・葉と茎がお稽古の時よりも柔だった。 ⇒花を落とそうとして葉に鋏が引っかかるとそのままサーっと切れてしまう花だったので、だらんとしている葉や切れ込みが入ってしまった葉を丁寧に取

          研究会#21 瓶花(小原流 四級家元教授) 2023年7月

          研究会#20 花舞(小原流 准教授) 2023年6月

          花型: 花舞 = 花材の特徴を捉え、2種または3種の花材で緊張感のある立体美を表現する。 花材: 旭葉蘭(2)、向日葵(2) 花器: 新洋式花器 〈結果〉95点 □当日の花の状態と意識したこと ▷向日葵  ・ほぼ同じ大きさで2本とも花首から3〜4cm下のところに曲がりがあった。   ⇒向日葵の曲がりの位置で葉蘭との寄り合いの位置を作る。 ▷旭葉蘭  ・1本はやや小さめで全体的に緑で、もう1本は長さ(外の直径+内の直径)をとって5cmくらい余る長さで白い部分が少しあった。

          研究会#20 花舞(小原流 准教授) 2023年6月

          研究会#19 色彩盛花様式本位盛花様式本位(小原流 准教授) 2023年5月

          花型: 色彩盛花様式本位 = 定められた主材と挿法に基づいて、花材の定型的な美を表現する方法 花材: 玉しだ(9)*、ブバルディア(3) *玉しだは10枚配布。  *玉しだは10枚配布。*玉しだは10枚配布。 花器: 小判型水盤、七宝使用 □当日の花の状態と意識したこと ▷玉しだ  ・全体的に細めで短かかった。   ⇒葉と葉の間が開きやすくブバルディアの強さに負けそうだったので、歯は元々の長さから切らず、主の葉と副の葉の間に玉しだを挿した。 ▷ブバルディア  ・小さめの花

          研究会#19 色彩盛花様式本位盛花様式本位(小原流 准教授) 2023年5月

          研究会#18 ならぶかたち(小原流 准教授) 2023年4月

          花型: ならぶかたち = たてるかたちの展開。3つの役枝が横方向に並んだ時の高さと間の変化による美しさを表現する。 花材: 丹頂アリウム(3)、ガーベラ(3)、玉しだ(5) 花器: 新様式花器 □当日の花の状態と意識したこと ▷丹頂アリウム  ・1本が横へのカーブがとても強く、2本は縦に伸びる曲線だった。   ⇒カーブがとても強い花を役枝にできたらおもしろそうだったが、役枝同士の間を作ることが難しそうだったので、主枝に添える中間枝として使った。 ▷ガーベラ  ・3本とも同

          研究会#18 ならぶかたち(小原流 准教授) 2023年4月

          研究会#17 色彩・色彩(小原流 准教授)2023年3月

          花型: 色彩・色彩⇒盛花直立型 花材: 桃、菜の花(3) 花器: 丸水盤 〈結果〉95点 □当日の花の状態と意識したこと ▷桃  ・役枝となるようなしっかり太い枝は葉が出て花も満開だった。  ・脇枝が多くある枝を主枝にしたかったが、脇枝が多い枝はすべて蕾の状態かつ枝も細身のものが多かった。   ⇒直線的だが枝がしっかりし、花のバランスもリズミカルな枝を選んだ。中間高を主枝側に寄せて脇枝のように見せた。後から中間高の他にも細身の枝を挿れた。  ・細い枝は蕾のものが多かった。

          研究会#17 色彩・色彩(小原流 准教授)2023年3月

          研究会#16 瓶花(小原流 准教授)2023年2月

          花型: 瓶花(傾斜型) 花材: 金葉こでまり・ばら(3) 花器: 基本瓶花花器 〈結果〉95点 □当日の花の状態と意識したこと ▷金葉こでまり  ・先が黒ずんでいる葉が多かった。   ⇒他の方の花材もまあまあ黒ずんでいる葉があったが、私の場合枝先の葉に多く見られたため、開始の合図と共に替えてもらった。   ⇒といいつつ、所々黒い箇所があったので、全体の葉の量のバランスと相談しながら葉を取ったり黒い箇所だけ切ったりして新緑のイメージを浮かべられるように剪定した。  ・全体的

          研究会#16 瓶花(小原流 准教授)2023年2月

          研究会#15 色彩盛花傾斜型(小原流 准教授)2023年1月

          花型: 色彩・色彩 ⇒ 盛花傾斜型 花材: アカシア、金魚草(3) 花器: 丸水盤 〈結果〉90点 □当日のお花の状態と意識したこと ▷アカシア  ・とても成長していて、花も葉もがボリュームがあり、花は綺麗な黄色というよりもくすみがかっていた。   ⇒力が下に向かっているように感じる箇所や花が綺麗ではない箇所は花の長さを短くしたり、根元から取った。   ⇒茎が見えなかったため、所々花も葉も取って茎を見せるようにした。 ▷金魚草  ・3本ともそれほど差がなく花もしっかり咲

          研究会#15 色彩盛花傾斜型(小原流 准教授)2023年1月

          2022年のふりかえりと2023年に心がけること

          (※写真は2022年夏に行った美瑛のひまわり畑です。また行きたいな〜。) いけばな人生3年目。准教授になりました。 2020年7月に始めたいけばなも気づけば3年目、8月には准教授になりました。 准教授講習会を受けた時の記録にも書いたけれど、もう教えられる資格があるなんて、花展に出品する資格があるなんて、信じられないというのが素直な感想です。 2021年7月から参加し始めた研究会ももう2年目。2022年もフル出席、初めての研究会から一度もかかざす出席しています。しかも202

          2022年のふりかえりと2023年に心がけること

          研究会#14 まわるかたち(小原流 准教授) 2022年12月

          花型: まわるかたち = かたむけるかたち(横へ伸びる枝葉の美しさを表現する形)の展開。器の縁の円周上から主枝・福祉・客枝の3つの役枝が外側へ挿され、まわるかたちを表現するかたち。役枝はすべて同じ花材。 花材: ガーベラ(3)、スプレーカーネーション(スター咲き・2)、スプレーストック(白・1)、氷室杉(1) 花器: 花意匠新型花器 〈結果〉90点 □当日の花の状態と意識したこと ▷ガーベラ  ・大きさに大差がなかった   ⇒大きさの他に茎の流れや花の向きを見て役枝を選ん

          研究会#14 まわるかたち(小原流 准教授) 2022年12月

          研究会#13 瓶花(小原流 准教授)2022年11月

          花型: 瓶花(傾斜型) 花材: 赤芽柳、菊(3) 花器: 基本瓶花花器 〈結果〉90点 □当日の花の状態と意識したこと ▷赤目柳  ・後述にもあるが、菊のボリュームがとても大きく、菊に比べ、枝の強さが小さく見えた。  ・全体的に均一的に赤芽があり、枝の太さもそこまで差がなかった。  ⇒枝同士も1本の枝の中でも変わり映えしないように見えたので、ところどころ皮を向き、中の芽を見せた。 ▷菊  ・全体的に茎がとても太く、葉もしっかりついており、花も開いていた。  ⇒1番小さめ

          研究会#13 瓶花(小原流 准教授)2022年11月

          〈花展〉いけばな小原流展 つなぐ

          印象に残った作品 思ったこと・感じたこと 久しぶりに足を運んだ花展は小原流東京支部創立100周年記念の回だった。准教授までのカリキュラムを学んでいるので、これまでより型がわかるものが多く、これは〇〇型だなと見ることができたり、自分が生けた時の花材や全体のバランスと比較しながら見ることができた。玉しだとばらの色彩盛花様式本位をもとにして花を変えているんだな〜とか。 前期のお花は先生と一緒に見て回ることができ、自分で見るだけでは得られない学びがあった。(散り紅葉や盛物など。)

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