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調味料 「お気に入り」の見つけ方


レシピ開発を支える調味料たち


お気に入りの調味料を使って、
お気に入りの味に仕上げる


調味料のお気に入りを見つける、というと
なかなかハードルが高く感じられるかもしれない

塩ひとつとっても、
比較的小さなスーパーですら数種類取り揃えがあり
ちょっと気合の入った店舗にいけば
棚が上から下まで塩、なんてことはザラにある


こういうときにオススメだよ、と
ポップにでも書いてある親切なお店もあるが

基本的にはわたしは?わたしは?と押し寄せてくる
色とりどりのパッケージに「うっ…」となりながら
お気に入りを見つけるしかない



あなたの好きの方向性はどこ?


料理がそれなりに好きな方ほどおそらく
「珍しい・新しい調味料」に惹かれ、
購買意欲が掻き立てられる


わたしも仕事柄、いろんな味を知らねばと
あれやこれやとビビッときた調味料を試してみることが多い

だが、
結局はいつものラインナップに戻ることが多く
一軍にスっと入ってくるモノは、ほんの一握りだ



調味料ジプシー(調味料サーフィン?)が趣味であれば問題ないが

自分の味を確立したいときは、
いったんこの癖をやめてみても良いかもしれない



まずは大方どこに行っても手に入るモノで
昔からある商品で、身の回りを固めてみる


そこから


私はこいくち醤油よりうすくち醤油が好きだ
塩はこのサイズ感の粗塩が好きだ
砂糖はこのまろやかな甘味が好きだ

という自分の好きを見つける


そこから、より好みに合うものに
マイナーチェンジをゆっくり繰り返すことで
徐々に自分の好みが掴めてくる


もしこの過程がどうも手間だ、と感じる方は
生まれた家の味が好みなら、実家と同じ
とある料理家の味が好みなら、その人と同じ

そう調味料を揃えてみると、
もう少しショートカットして好きを掴めるだろう



余談だが
わたしは関西生まれのこともあり
世にあるレシピ通りの醤油をいれると
「強いな…」と感じることも多い


うすくち醤油が好きだし
塩味より出汁が効いたものが好きだ

あくまでベースは食材の持つ旨味で、
そこに調味料を使って少し引き締めて
味をきゅっとさせたい

そんなレシピが作っていても多い


白ご飯をかきこみたくなるレシピもよく作るが
ベースの開発手法はあまり変わらない



キッコーマン派?ヤマサ派?



醤油はキッコーマン派?ヤマサ派?

キッコーマンの華やかで複雑味がありつつも、
主張の強すぎない洋風にも馴染む風味?

ヤマサの、醤油の素朴さがダイレクトで
出汁馴染みが良く、和食にすっと馴染む感じ?



普段何の気なしに使っているモノでも
実は比べてみると全然違って面白い



どちらも日本の家庭に古くから根ざし、
食卓に長らく寄り添ってきたメーカーだ

もちろん時代にあわせてマイナーチェンジはされているだろうが
おそらく根っこの部分はどちらも変わらないだろう

美味しいモノ(醤油)がある・作れる
それを広めたい

それに多くの家庭が共感して広がり
今日に至るまで醤油が作られている

そのため、定番のモノは
”好き”が見つかりやすい場だと思う


どうしても新しい調味料や
ちょっと洒落た調味料を揃えてみたい気持ち
分かる、とっても分かる


だが上記の通り、
長く、普遍的に愛されるモノには
きちんと理由があるのだ


わたしから新しいモノをおすすめとしてご紹介する機会も
もちろん今後あるだろうが、きっと軸は変わらない


好き、を見つけたいときこそ
軸をいつも以上にしっかり決めて


お気に入りが上手く見つかりますように!


まなおおうちごはん 主宰 茉奈



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