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野菜嫌いに野菜を食べさせるミッション完了!


我が家の野菜嫌いっこ

我が家の子供は、4歳くらいまでは野菜が嫌いだった。特に青菜系。
野菜嫌いは離乳食が終わり、だんだん固形物の段階になった時から
始まった。きっと、原因は私にある。

育児書やネットで頭でっかちになってた私。それと、その時期に母を消化器系の癌でなくしたことも相まり、食に関してすごく神経質になっていた。

バランスよく食べさせなくては、添加物はダメ、精製したものより殻付きのもの、できるだけオーガニック、味付けはミニマム、歯ごたえのあるものは脳に刺激をあたえるから、食材を刻みすぎない、でものどに詰まらせないように、適度に、、、。

料理嫌いで、面倒くさがりのくせに、理想主義の私。
このでこぼこさが、全身ハイブランドで固めてるのに、なんかチグハグで
魅力がないってな感じのダサい料理を作り出してしまう。
もちろん、子供はそこを見抜く。
母さんの苦労をねぎらう、なんて情緒はあるはずもないので、
一つ一つ丁寧に、口から青菜を引っ張り出す。そして、ぽい。
スー。(青菜が出た)ポイ。(床へ)

この丁寧な仕事に、しばし母は見とれる。
昔みた、「必殺仕事人」の京本政樹みたい✨


https://www.edgeline-tokyo.com/entertainment/18484

子供の鮮やかな手仕事に、親ばかは喜ぶ。
上手に青菜だけを出しまちゅね~💖
だが、理想主義のカチカチ頭が、
「このままでは、この子が育たない!」
と、焦らせる。 私の脳内はいつも大忙しだ。

緑を食べない子供にノイローゼ

子供の手先が器用なことは、確認できた。
まじめっ子の私は、子供が緑を食べない問題を解決することに専念した。

まず、上記の問題すべての上を行く解決法を考えた。

手作り野菜ジュースだ。

しかも、我が家には母のがん克服を応援すべく購入した野菜圧縮ジュース機がある。そこで、子供も参加させてジュースを作った。

人参。リンゴ。ケール。

圧縮ジュース機は、その特性上、やわらかい食材はうまく絞れない。なので、上記の食材をチョイスした。ミニマムだ。

子供は、人参がゴキゴキと圧縮機に吸い込まれていくのを楽しんだ。
料理の過程に子供を巻き込むと、子供は作ったものをよく食べる戦法の勝利かと思われた。

肝心の結果だが、
人参とリンゴだけの時は、子供も飲んだ。
しかし、ケールが入ると、たった一枚でも 愛らしい人参色がドロッとくすんだ緑に変色する。 まず見た目からして、子供が引く。
味は、まあまあなのだが、やはり色と、あとのどに引っかかる食物繊維が子供にはハードルが高かった。青菜を食べてほしい私にケールをあきらめることは出来なかった。さらに、理想主義の私は、食物繊維を濾すくらいなら「次行ってみよーっ」となった。

<スムージーを作るブレンダーでのジュース作り。>

まだ、この液体で青菜を摂取計画をあきらめずにいた。
なので、手法を変えてみた。青菜を食べてほしいのは、青菜に含まれる栄養と食物繊維なわけで、その食物繊維を子供ののどに引っかからない程度の
ピューレ状にすればよいのだ!と思い立った。

味も、譲歩した。相手は、ミルクの味をまだ忘れられずにいるちびっこだ。
甘さをプラスしてあげることにした。

バナナ追加。イチゴも入れちゃおう。
バナナ、イチゴorオレンジ、ケール、水

結果。最初の野菜圧縮機で作った 人参リンゴケールどろどろ の記憶がまだ新鮮だったわが子には、こっちも結局 野菜どろどろ と認識され、飲んでもらえなかった。 😢😢😢 確かに、おいしくはなかった。
ケールの苦みがどうしても、前面に出てしまうのだ。

約$300したスムージー機。今は、時々コーンスープを作るのにコーンを粉砕するために引っ張り出されている。野菜圧縮機はほこりをかぶっている。

アメリカで調達できる限られた食材と、私の料理の腕とで、そもそも難しい戦いをしてきたわけだが、ジュース戦法も玉砕した時点で、早々に白旗状態となっていた。

そこで、先輩ママに教えを乞うてみた。
何でもおいしく食べる子供のママさんの話は、聞き流した。
偏食気味で苦労したママさんの話を探した。
そして、教えてもらったのが "餃子" だ。
なんと、その先輩ママさんはケールも刻んで餃子に入れるらしい。
しかも、野菜嫌いのお子さんもケールに気づかず、もりもり食べるというではないか!

なぜ、今ままで餃子に気づかなかったのだろう。
きっと、アメリカで餃子の皮を見つけるのが難しいからだと思う。

餃子で勝利!

早速、餃子の皮を探し求め、高価なニラ(お高いニラは我が家ではニラ様と呼んでいる)とキャベツとケールを買い。豚ひき肉とニンニク、ショウガで餃子を作った。野菜とお肉の体積比は、70対30。今度ばかりは負けられないので、味付けはしっかり目につけた。そして、ごま油で香ばしく焼く。

結果、大勝利! 子供も大人も大喜びとなった! 

子供が青菜を食べたという満足感は、大きな安ど感でもあった。
これで、この子は大きくなれる。。 
大げさだけど、親ってそんなもんだと思う。実際、ぽやぽやした赤子を社会で生きていけるように育てる責任感ってとてつもなく大きいと思うんだ。世の親たちは、本当にがんばっているのだ。えらい!

今ではブルーマンデー(憂鬱マンデー)は餃子の日

子供が成長し、言葉を理解できるようになり、青菜は自分の美と健康のために必要なのだと受け入れられるようになってから、いつの間にか子供はだいたい何でも食べるようになった。今でも好き嫌いはある。でも、以前みたいな必殺仕事人ばりのつまはじき方はしなくなった。

今ならわかる、子供が成長すると、だいたいの困難は克服できるものだと。幼児期の子育てをしてた頃の私に、大丈夫だよと労わってあげたい。 
そして、「餃子だよ」と。

餃子は、今でも我が家のキーアイテムだ。
なんとなく体も心も憂鬱な月曜日は、家族の士気をあげるため「餃子の日」となっている。

餃子は野菜たっぷりだから副菜いらず♪ と思っているので、
餃子の日は、餃子一択。ご飯すら食べない。
包むのは面倒だが、家族の笑顔と副菜いらずは、その面倒さを相殺する。
餃子の勝利だ。

腸内細菌検査で豚肉禁止!

最近、健康のために腸内細菌検査を受けた。その時の話の記事はこちら。

その結果、豚肉、牛肉、羊肉等の赤肉は除去食となった。
アレルギーというわけではないので、食べれないというわけではないが、
検査代約$200を考えると、無視できない。
なので、今、ブルーマンデー餃子の日が危機にさらされている。

新しい餃子を作ろう

さて、困った。がちがち頭の私には、豚肉餃子以外のものを受け入れるのが難しい。しかし、豚肉は使えない。。
私と夫が食べられるタンパク質は、鶏肉とシーフードだ。なので、
鶏肉+エビ+香菜とかどうだろう。
それか、野菜と豆腐とか??
なんか、食欲をそそられない。。。 
成長盛りの子供には、食材の制限は設けていないので、子供にかこつけて
豚肉餃子を作ろうか、、。悩ましい。。というわけで、最近すっかり餃子の日はやっていない。だけど、こうして記事にして餃子に向き合っていたら、
餃子が食べたくなってきた。みなさんは、豚肉以外の餃子をご存知ですか?おすすめのものがありましたら、ぜひ教えてください。お願いします。








#餃子がすき

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