お母さんの真似してた

思春期の頃、とっても忙しかったお母さんは、

お布団やお風呂に入れず、
そのまま床やソファで寝ていることがあった。

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当時は、
"ちゃんとお布団で寝た方が、体も休まるのに…"
と苦々しい想いを持っていた。

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大人になった今、
お母さんと似た事をしている。

床で寝る。
お風呂に入らず寝る。

ダラダラと動画をつい見る。

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気付いたのは、

働く時に一生懸命で自分を後回しにしていた。
自分のことを後回しにしていたから、

家に帰ったら、充電がもうない。

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だから、

スイッチが切れたように、
ストンと寝てしまう。

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その時の自分が、一番感覚的というか、
リラックスしている自分だった。

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そう思えたら、
あの時のお母さんに対して、

「そっか。赤ちゃんみたいに、スイッチ切れたからその場で寝ちゃったんやね。

一生懸命、今日を生きたんやね。」

って、
怒りも許しも憐みも何もなく、
ひとつの思い出の感覚になった。

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一方、今の自分も、
床で寝ちゃうのも、それはそれでワイルドでいいか。

でも、自分を大事にする生活を、
もう少しいろんな時間帯で意識してみようと思った。

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野菊

青紫に咲く野生の菊の総称。

京都忘れ(みやこわすれ)は園芸の花
嫁菜(よめな)は野生の花
野紺菊(のこんぎく)は野生の花

ふと足元に目を向けてみると、
咲き始めているかもしれないです。

後ろの淡い花が好き。