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子どもの見ている世界②

物の値段を知る

買いたい物リストができた子どもたち
お金もなんとなく手に入れる方法(給料)も見つけたようで
次は実際に買う物を選ぼうとチラシ広告を用意。
家具を見たり、電化製品を見たり、
チラシにないものはネットから値段を探して、
実際に自分たちが欲しいものはいくらするのかを調査
制限時間は1時間。
その間に書き出した物だけが購入可能ということで
調査スタートしました。

どのテレビ買おうかな~
ダイニングテーブルはどんなものにする?
部屋に遊び場がほしい!
ホワイトタイガーが飼いたい!(売ってるのか?!)
などと子どもたちにとっては夢のようなひととき
また、グループによって個性が出てきますね。
中にはハンガー、洗濯ばさみ、トイレットペーパー、マスク100箱
ペット用おしっこシート100パック…と現実的なグループがいたり、
部屋のリフォームをしたいから板を購入したいグループがいたり、
それぞれ面白い!


学びを繋げる

実際にそれぞれの金額(単価)がでたら、その合計金額を計算します。
数学(算数)に繋がりますね。
同じ物を5こ買ったり、10こ買ったりするときには掛け算
さらに、1時間の間に書き出した物の合計金額を出すために足し算
相当な数を足さなければいけないようで、大変そうでした。
「集中して疲れた~」と言っていたけど、
なんだか楽しそうでした。

違うグループのリストを計算したので、
他のグループが何を買いたいのかもチェック
「こんなの買うの?」
「こんなにもいる?」
「わたしたちもこれほしかったね!」
などの声が聞こえてきたりしました。
計算が合わず、何度もやり直したりしたけど、
みんな金額をだせました!!!!!!

予想と結果から考えたこと

予算5億円のグループは約233万円
予算11兆円のグループは約440万円
予算100万円のグループは約1200万円
という結果になりました!

実際に調べてみてどうだったかと感想を聞くと、
「ものの値段が思ってたよりも高かった」
「ものには、長く使える物と使っていると減ったりなくなったりして買いたさなきゃいけないものがある」
「ものがほしくてもお金がないとこれらの物は手に入らない」
「私たちが思い付くだけでもこんなにもあるから、家にはもっといろいろなものがあるんだろうな~」
などと話していました。声に出したのはこれくらいですが、きっと感じたことはもっとあったんだろうな~。
今後彼らのものの見方はちょっとは変わるのかな?
楽しみです!

さて、次はここから何に繋げていこう…?
私の新たな学習探究も子どもたちと一緒にはじまったばかりです。



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