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第四十六幕 激突大勝負を勝手に描いてみた。

殿ご成婚おめでとうございます的な公開。えーと。そのまんまですね。

そこそこSS書きをやってたmixiの日記からの転載です。あのころガチで観てたなあシンケンジャー。

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実は姫様登場以来いろいろ不満や気になるところがあるシンケンジャー。でも、そう思ってると楽しめないのでー・・・不満な部分にそれなりの補完をいれつつ、気持ち切り替えてちょっと本気で次回予想してみます。予想って言うより予告の分析ですかね。

一部公式Webとか見てない方にはネタバレますのでご了承を。

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侍戦隊シンケンジャー第四十六幕「激突大勝負」

十臓と丈瑠の渾身の一騎打ちが始まる。
徒歩で、騎馬で、変身して、十臓との一騎打ちに没頭する丈瑠の心に去来する思い。
丈瑠「俺にはもうなにもない。いっそこのまま闘うだけの存在となって、すべてのしがらみも嘘もない、ただ斬り合うだけの・・・」

場面変わって志波家。悩む4人。そこに現れる薫。
薫「一緒に闘って欲しい。頼む」
流ノ介「姫・・・(絶句)」
千明「俺たちは、ずっと丈瑠と闘ってきたんだよ、判れよ」
ことは「うち、殿様の…」
茉子「丈瑠・・・」

薫「姫として、当主としてではない。ともに闘う新しい仲間として、私を受け入れてはくれないか」
千明「姫さん?」
茉子「・・・どういうこと?」

薫「ドウコクを封印すれば、我らはこの戦を終えられる。そうなれば、もはや主君でも家臣でもない、あたりまえの人生だ。(流ノ介に)自分の選んだ道を歩むことも、(千秋に)友人たちと遊ぶことも・・・(ふと目をそらして)恋も出来る。」
ことは「姫様」
眞子「そっか、お嫁さんにも・・・なれるよね」

薫「ええ、戦うばかりではない、…お家の為だけではない人生が私たちにもあると、私は思う。…だから、だから皆に 一緒に闘って欲しいのだ、私と。志波家十八代目当主ではなく、志波薫と。シンケンジャーの仲間として。」

4人の顔にそれぞれの決意。

薫「流ノ介」
流ノ介「はい」
薫「私たちとともに闘う仲間を、ここに連れ戻してきてください」
流ノ介「はいっ!」

駆け出してゆく流ノ介。

三途の川、六門船。己の命を分け与えてオボロジメを強化するシタリ。
太夫「いいのか、そんなことをして」
シタリ「アタシは生きていたいのさ。・・・ドウコクが封印される前にシンケンレッドを倒しちまわないと」
太夫「そうか。そうだな」
シタリ「さあ、お行き。オボロジメ」

殿を探す彦馬、源太。

十臓と丈瑠の一騎打ちは続く。
怪我の痛みに朦朧としつつもその剣先だけが鋭さを増してゆく丈瑠。

十臓「いいツラになってきたな。やはり、おまえも外道に落ちるか。われとともに蝕み合え。斬り合いの快楽をな」

押し込まれ、跳び退ろうとしてがくりと膝を突く丈瑠。
ここぞとばかりに十臓が切り込んだ、その時。

「殿っ!」

割って入り肩に裏正の一撃を受けたのは、彦馬である。

丈瑠「爺っ!」
彦馬「殿っ。外道に落ちてはなりませぬ、いやこの爺が落とさせませぬ」
丈瑠「なぜだ爺。俺はもはや殿様でも何でもない」
彦馬「いいや、この爺にとって殿は丈瑠さまお一人。・・・そして流ノ介や茉子、千明やことはにとっても。源太にとっても」
丈瑠「だが、それは・・・それは嘘だ!俺は大嘘吐きだ!」
彦馬「嘘ばかりでは・・・」
丈瑠「爺っ」
彦馬「嘘ばかりではござらん。殿とあやつらの間には生死をともにした絆があるではござらぬか。
もはや、殿でも家臣でもなく、闘う仲間としての絆が。・・・薫姫もまた闘う仲間でござる」
丈瑠「だが、俺は・・・」

十臓「今日はこれまでのようだな」
丈瑠「十臓」
十臓「まだ、外道に落ちるには世に未練があるらしいな、シンケンレッド、いや志波丈瑠」
丈瑠「・・・」
十臓「かまわん。俺はどちらでもよい。ただ骨の髄までばらばらになるほどの斬り合いの快楽を、お前と俺で味わえれば。いずれそのうちに、また、な」

立ち去る 十臓。
崩れ落ちる彦馬と、それを支える丈瑠。

ナナシ連中、そしてオボロジメの出現。薫、茉子、千明、ことは出陣。

彦馬の携帯にことはから入電。
ことは「彦馬さん。殿様は見つかりましたか!?」
彦馬「あ、ああ。ここに…」
ことは「伝えてください。みんな待ってます、殿様の帰りを」
彦馬「…殿」

勢いよく駆け込んでくる源太。全身にどこからか持ってきた様々な幟旗を巻いている。

源太「かまうこたあねえ」
丈瑠「…源太」
源太「志波家も姫も関係ぇねえよ、丈ちゃん!丈ちゃんにはずっとおれがついてる、約束したろ」
彦馬「源太」
源太「ほら、おれが丈ちゃんの後ろで…こうやってずっと幟を持ってるから。おれが丈ちゃんの黒子やるからっ!だってよ、俺の殿様なんだからさ、丈ちゃんは!何にも無くなんかないよ、丈ちゃん。おれ一人の殿様でいてくれればさ、一生っ!」

流ノ介「くおらぁっ!だれが源太一人の殿様だっ!」

流ノ介登場。

丈瑠「流ノ介」
流ノ介「お迎えにあがりました、殿。いやシンケンレッド志波丈瑠殿」
源太「 流ノ介、おめえ」
流ノ介「姫ではなく、シンケンレッド志波薫様からのご伝言です。
戦うばかりではない人生を作るため、一緒に闘って欲しい、と」
丈瑠「姫が…」
流ノ介「はい。ともに闘う仲間を連れ戻してこい、と」
丈瑠「ともに闘う…仲間」
彦馬「さ、殿。みなが待っておりまする。一刻も早く姫たちの下へ」

丈瑠「仲間。…殿であることに、自分が侍でないことに馬鹿みたいにこだわっていたのは、俺だけか」

源太「行けよ、丈ちゃん」
流ノ介「源太、お前もだ」
源太「俺も?」
流ノ介「当たり前だ、薫様はともに闘う仲間を連れ戻してこい、とおっしゃった。お前はともに闘う仲間だ、誰がなんと言おうと私はそう思っている」
源太「そっか。あんがとよ。…よし行こうぜ、丈ちゃん」
流ノ介「行きましょう」
丈瑠「行こう」

駆けだす3人。見送る彦馬の目にうっすらと涙。

ナナシ連中、オボロジメの一の目を撃破するスーパーシンケンレッド(薫)。
二の目に変ずるオボロジメ。
サムライハオーとなって二の目をなんとか撃破するシンケンジャー。

だが、なんとオボロジメには更なるパワーアップ、シタリの命を受けた参の目が。
そもそもが源太と流ノ介の居ない操縦席で必死にサムライハオーを操る4人。
流石に二の目を撃退したところでの猛攻にモヂカラが尽きかける薫達。

そこへ割って入ったのは。

「ヘイお待ちっ!」

左の肩にシンケンゴールド、右の肩にシンケンレッドを載せたダイゴヨウ。
なんとオボロジメの攻撃を防いだのは丈瑠の烈火大斬刀である。

同時にサムライハオーに乗り込んでくるブルー。
流ノ介「お待たせしましたぁっ!」
茉子「流ノ介!」

千明「ホントおせえよ、ゲンちゃん。死ぬかと思ったぜ」
源太「わりい。ちょっと腹の具合がなw」

ことは「殿様っ!」

丈瑠「・・・殿様じゃない。俺はシンケンレッド志波丈瑠、それだけだ」
薫「よくぞ戻ってくれた。これで全員だ。一気に行くぞ」

7人乗りサムライハオーによるモヂカラ大団円!
薫「これにて・・・」
源太「一件落着!」
流ノ介「おい、それは・・・ひ、姫の台詞だ」
源太「いいじゃねえか、みんな仲間なんだからよ。一度言ってみたかったんだよなー」
薫「よくない(ぷん)」
丈瑠「そうだ、よくないぞ、源太」
源太「丈ちゃんが言うんじゃしょうがねえ、すまん姫さん」

あーはーはー。

茉子「それじゃあらためて」
千明「頼むぜ、姫さん」
ことは「お手を拝借。よーっ」

ぱん。

薫「これにて、一件落着っ!」

薫の肩越しに丈瑠の笑顔。

戦い終えた侍たちを迎える彦馬と黒子衆。そして丹波と裃黒子衆。
彦馬「皆、ご苦労であった」
丹波「ああ・・・ご苦労だったな、そこの影も寿司屋も姫を守ってよく戦ってくれた、うん!サムライでなくともやればやるもので…」
薫「丹波」
丹波「は?」
薫「うるさい」
丹波「はあ・・・」

彦馬「と、丈瑠殿」
丈瑠「爺」
彦馬「・・・いや、やはり慣れませんな。つい殿とお呼びしそうになる」
丈瑠「そうか。そのうち慣れるさ」

・・・そのころ、三途の川の水底からゆっくりと浮上してくる血祭ドウコクの姿が。

次回第四十七幕へと続きます。



当時のSSはこちら。

日曜日は特撮の日INDEX 侍戦隊シンケンジャー
【感想編】
まあようするに観察日記だね。
担任より:客観性に欠けています。もうすこしがんばりましょう。
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3/1 にちとくたろう「一筆奏上奉り候」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1095208069&owner_id=1751467
3/15【PC推奨】あああああああああああ(滝涙
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1108660311&owner_id=1751467
3/22 にちとくたろう「呼ばれたらテレ笑え。」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1115571965&owner_id=1751467
3/30 にちとくたろう「右手に血刀、ゆんでに手綱。馬上ゆたかな美少年」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1123360406&owner_id=1751467
6/7 にちとくたろう番外「覚悟完了」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1189553589&owner_id=1751467
8/23 ただの侍として闘い、そして勝つこと。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1263303412&owner_id=1751467
1/15 にちとくたろう「・・・愚痴だけ引越しました」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1389568544&owner_id=1751467
1/20 にちとくたろう「丹波リンをフォローしてみるのこと」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1393595487&owner_id=1751467
1/27 にちとくたろう「イツワリノカホルヒメ」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1399323726&owner_id=1751467

【妄想編】
本編の感想から、または本編とかかわりなく自由に妄想の翼を広げるいわゆる二次創作系。
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7/28 にちとく太郎「見参!志葉学総合武術部っ」(半妄想)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1238330189&owner_id=1751467
10/18 にちとくたろう「天使の茉子様嫁修行w」(半妄想)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1313408260&owner_id=1751467
01/14 にちとくたろう「第四十六幕 激突大勝負を勝手に描いてみた。」※妄想というより次回予測
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1388634406&owner_id=1751467
02/02 にちとくたろう「I Have Just an Idea,Takeru.」(前編)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1404029043&owner_id=1751467
02/02 にちとくたろう「I Have Just an Idea,Takeru.」(後編)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1404033809&owner_id=1751467

【実地編】
ついにロケ地まで行ってきました。
志波家探訪。
http://mixi.jp/view_album.pl?id=44326479&owner_id=1751467
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