自己紹介
なぜ百貨店からSaaSベンダーに?
結論から言えば、本当に偶然なのです。
※ ここで言うCSはクラウドサービス提供ベンダーのカスタマーサクセス及びカスタマーサポートのことです。
デパートマン時代は販売・仕入れ担当を兼務しており、商品の販売を通じてお客様に寄り添い、幸せにすることができていたという自負がありました。
しかし、その犠牲はあまりにも大きく、日々の売り上げ予算との格闘や現場を円滑に回すため昼休憩がまともに取れない日々が1年以上続いたり、休日出社やサービス残業などを繰り返し、結果的に身体と精神が壊れるほど働きました。他にも要因はあるものの、そうした背景から私は百貨店を退職しました。
幸いにも転職活動を始めて1週間ほどで別業界の営業職で内定を頂けたものの、ご縁があって、とある企業をご紹介頂き、同社のビジョンやSaaSというビジネスモデルに共感したこと、面接官である前職の上長が偶然にも同業界出身だったということもあって、IT業界・SaaS業界に足を踏み入れました。
ブラウザも理解していなかったIT業界転職当初
恥ずかしながら、IT業界に転職した当初、以下のような場面が実際にありました。
残念ながらこのエピソードは至って真剣なのです(笑)
ユーザー向けのクローズドサイトのコンテンツを編集する際に以下のようなHTMLソースがあり、「ここの見出しの大きさをh1からh2に変えといて」と依頼されることがあっても、何を言われているのか全く理解できない…そんなレベルでした。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1.0">
<title>サンプルHTML</title>
</head>
<body>
<h1>ホームページへようこそ</h1>
<p>誰でも歓迎するよ!!</p>
</body>
</html>
恥ずかしいレベルのリテラシーだった上に何を勉強したら良いのかさっぱり分からなかったので、社内の開発エンジニアに相談し、数冊の本を渡され、ひたすらインプットとアウトプットを繰り返しました。
職責として必要以上に技術面のインプットをすることに対し、チーム内から「何を目指しているの?」と白い目で見られることも多くありましたが、どこまでがCSとして一般的な知識であるかの区別がつかなかったので技術のプロフェッショナルであるWebエンジニアのアドバイスを信じてひたすら学びました。
具体的に何を学んだのか?
なお、Ruby及びRuby on Railsの学習はプログラミングスクールを活用しました。
プログラミングスクールは数多ありますが、同じ会社にいた現役のWebエンジニアが「本気でやるなら選択肢に含めるのもアリかもしれないよ」とアドバイスをもらい、RUNTEQで学習することにしました。
近年、プログラミングスクールは賛否両論あります。確かに決して手を出しやすい金額ではありませんでしたが、個人的には実際に学習方法や考え方など様々なヒントやアイデアを享受でき、本質を学ぶことが出来たという点で非常に良い投資だったと考えています。
学ぶべき理由
Web技術を学んでみて分かったこと
学習に使用した書籍
結び
ユーザーに寄り添うための手段としてWeb技術は有効なので、己とWeb技術の間に理に適っていない勝手な都合で壁を作らない方が良いと思います。
Web技術を学ぶことで自身の視野は広がり、可能性も大きくなることは私自身も実感していますし、CSとして従事した日々の業務の中でも大いに役立ちました。
「知らない」という都合がユーザーや会社から求められているのかをもう一度よく考え、自分はCS担当としてどうあるべきかを再考してみては如何でしょうか?