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部下とのコミュニケーションに悩んだ時は、「漫画」に答えを聞いてみてもいいかもしれません。

今日から6月。新生活にもそろそろ慣れてきた時期でしょうか。
部署が異動になった方、転職をされた方…。
「仕事には慣れたんだけれど、実は…」
最近は、そんな職場での人間関係の悩みを耳にするようになった気がしています。

部下とのコミュニケーションのコツが知りたくて。

当館の姉妹店の「BOOK HOTEL 神保町」のお客様からも、
「最近部下ができたけれど、どんなふうに接していいかわからない」
「後輩指導におすすめの作品ってありますかね?」
などの声をいただいています。

お気持ち、すっごく、よく分かります。
私自身、肩書きに押し潰されそうになりながらも、アルバイトの方にとってのよき「上司」になるべく、奮闘している最中です。

正直、いーーーっぱい悩みます。
どんな声がけがいいのか、どんなリーダーであるべきなのか…

きっと同じように、部下や後輩とどうやって関わっていけばいいのか、迷っている人はたくさんいることでしょう。

そこで、今回は「部下・後輩との関係に悩む方におすすめしたい漫画」
ご紹介します!


今回の選書も、弊社の代表の御子柴に依頼しました。

他者との関係をよりよくするために大切な「〇〇力」


「人の気持ちを〇〇する」
きっとこのチカラは仕事だけではなく、友人関係でも、恋人関係でも、子育てでも、、
なんにでも役に立つスキルなのではないかなと思います。

はい、「想像」力、です。

それが学べる漫画は、ズバリこちら!

「健康で文化的な最低限度の生活」(著:柏木ハルコ)

まずは簡単にあらすじを…!

新卒で、区役所に就職した、「義経えみる」は、福祉事務所で「生活保護」に関わるケースワーカーとして働くことに。生活に困窮する、さまざまな人生を垣間見ながら奮闘する、えみる。「生活保護」の今をリアルに描いた名作です。

〜「健康で文化的な最低限度の生活」ご紹介〜

この漫画で、主人公が出会うのは、全くの異業種、そして年齢も考え方も価値観も、何もかも違う人たち。

例えば、「アルコール中毒」の方の気持ち。
それは、経験したことがなければ、どうしても「わからない」ことでしょう。
「想像力」をもって接するしかありません。

このように、主人公とさまざまな背景を抱えた方とのコミュニケーションを通じて、「相手の気持ちに立つこと」の大切さを学ぶことができます。

「自分の経験と比較」することすらできないからこそ、そうした視点を度外視して「想像力だけ」に頼り、対話していく。

その人の立場にたつことや相手に関心を持つことの大切さ。
「自分と」違うからと言って諦めない粘り強さ。

主人公のえみるの姿からは、たくさんのことを学ぶことができます。

どうか、あなたも後輩や部下のことを、いっぱい「想像」してみてくださいね。

自分と同じ、と捉えず、あくまで「一個人」として接する、そしてその際に「相手の立場にたって考えてみる」
そうしたことで、関係性が変わってくるかもしれません。

最後に。

ついつい「自分の物差し」だけで判断してしまいがちな私。「自分が〇〇の立場だったら」と胸に手を当てて考えつづけていきたいな、と強く思います。


最後に少しだけ宣伝です!

当館が運営している、「マンガ」がテーマのホテル「MANGA ART HOTEL,TOKYO」では、5000冊のマンガに囲まれて、至福のときを過ごすことができます。

あなたのその悩みを解決するのは、1冊の漫画かもしれません….!!
ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

選書:御子柴雅慶(株式会社dot 代表)
編集・文:三浦菜月(BOOK HOTEL 神保町 支配人)

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