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「マンガ×徳川家康の会」を開催しました

2023年1月9日(月)19:30よりマンガピットで「マンガ×徳川家康の会」を開催しました。今年は大河ドラマの主人公が徳川家康ということで、学習まんがやエンタメマンガにおいて、徳川家康がどのように描かれているのかを探りました。

(1)「徳川家康」を探す

まずは、マンガピットの蔵書の中から、徳川家康が出ている作品の探索です。さすがは江戸時代初代将軍ということで、各出版社から出ている学習まんがで、徳川家康は欠かせません。

また、織田信長や豊臣秀吉、今川義元と関わり深い人物としても登場するため、徳川家康の学習まんがだけではなく、他の偉人の学習まんがにおいても、さまざまな徳川家康像が描かれています。

偉人を取り上げた作品だけではなく、「日本の歴史」のような全体の解説でも登場していました。

エンタメマンガでは、主人公ではあまりないものの、いい脇役として登場しています。

(2)「徳川家康」を読む

続いて、集めた作品を読んでいきます。エンタメ作品は巻数が長いものも多いため、特に学習まんがを中心に盛り上がり、こんな話題で盛り上がりました。

●身体的な特徴の描かれ方(福耳、恰幅が良いなど)
●幼少期の描かれ方の違い(ぼんやりした、頼りになる、不遇など)
●学習まんがの締め方(平和な時代を築いた人物として終わる形が多い)
●他の人物との関わりが多い
●キャラクター(健康オタク、策略家のイメージはあまりない)

75才と、この時代では長寿な人物だったためか、どこをピックアップするかによっても印象が異なり、描かれ方の幅が広いように感じました。また、大河ドラマでも話題になっていた織田信長との関係性は、基本的には良好な弟分のような存在として描かれていることが多く、今後大河ドラマでどのような展開が描かれるのかも気になるところです。

学習まんがは、後ろに解説や年表が充実しており、何歳の時に起こった出来事なのかを確認したり、キャラクター像を補足するような解説が載っていたりと、子供だけではなく、大人も楽しめる本だと改めて感じました。

マンガピットに立ち寄った際にはぜひ徳川家康の描かれ方を比較してみてください。
また、違った人物でも読書会を開いていきます。


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