見出し画像

名刺にこだわることを進める理由 |1

初めまして、横浜で満月デザインという屋号で仕事をしております、代表のグラフィックデザイナーです。

文章を書くのことが苦手、人と話をすることが苦手で選んだ職業でしたが、いまは多くの方と打ち合わせをしてデザイン制作を進めております。そこで感じたことを書いていこうと思い、2016年6月10日からnoteを初めました。つたない文章ですが、精一杯、伝えたいことを蓄積していきます。

まずは、お問い合わせNo.1の名刺についてから思うことを書いていきます。

小さな広告代理店、デザイン事務所を退職後、フリーランスになりました。フリーになってからは名刺交換の機会も増え、それにともない名刺の重要性を感じることになりました。

交換した方たちのカテゴリーは大きくわけて5つあります。

1.企業・団体で支給されている名刺

2.趣味・連絡の名刺

3.副業の名刺

4.プチ起業家の名刺

5.起業家の名刺


1.の特徴。予算をかけない。

一昔前ですと、印刷会社がデータを管理しロゴが入った状態でストックされていました。新入社員や役職が変わるとストックの名刺の上に黒一色や特色インクで文字のみを刷っていました。これは刷り込み印刷と呼ばれるものでした。これは予算をかけずに刷るための方法でした。

最近は、オンデマンド印刷(プリンターで出力したような印象)で安価に仕上げるのが主流のようです。予算があるところはオフセット印刷で仕上げていますが、紙も最低限のものを使用している印象です。これは、時代の流れが早いため、部署がすぐかわる、役職がかわる、コストダウンタウンのため選択されていると推測します。

他にも

○印刷機械が向上し、通販印刷などが出て、印刷の単価が安くなった

○WEBが営業の中心になったため印刷物の価値が下がった

○名刺管理ソフトの影響

いったことが理由だと考えます。2〜5に関しても同じ傾向はあります。


2.の特徴。自宅のインクジェット。クラウドのデザインをセレクトして印刷。

3.4の特徴。友達・知り合いのデザイナー。


5.の特徴。スタートアップは友達・知り合いのデザイナー。成長したらこだわる。とにかく配るので、こだわらない。

起業1年目から3年目、社員数3人以下の企業家でしたら、名刺のデザインも紙もこだわることをオススメしています。

【紙にこだわる】

自身の名刺は何回刷ったことがあるでしょうか。いくつかのバージョンを得て、いまは5年くらい同じフォーマットを使用しております。

初めての個人名刺は、社員時代に制作しました。自宅のインクジェットで普通と違うことがしたいと透明のシートで作りました。次は質感がかわった紙を紙だけ購入、会社のプリンターを手差しで出力しました(許可はいただいておりました。太っ腹な代表です)。そして今は、クライアント様へのご提案を兼ねて、肌触りのある紙で信頼のできる通販印刷へ発注しております。

紙をかえただけなのですが、手触りがいいので無意識に感じることができるはずです。初回の印象がかわり、話のネタにもなりました。

【印刷にこだわる】

印刷は、色々な種類があります。ここは割愛しますが、インパクトを残せるのは活版印刷。印刷した部分が凸凹として手作り感を感じます。センスのよさも印象づけます。実際、センスのいい方のほとんどが活版印刷!アーティスト、クラフト作家、手仕事や専門性高い職業の方へオススメしています。

【デザインにこだわる】

こちらは総合的なことですが、こだわっている方は、名刺交換した方に対して自身の専門性のアピール、タレント性、センスのよさ、クライアント様に対して真摯な印象をつけることができます。

【どんな場面で名刺交換をするのかでこだわる】

個人的に思ったのが、交流会・セミナーで参加する時にお話しながら名刺交換することがあります。職業が違う場合は印象に残りますが、同業者の集まりでテンポよく交換する場合や著名な方との交換は印象に残らない場合があるのではといったことを感じました。チャンスの分かれ目かも!?


といったことで名刺にこだわることをおすすめしております。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?