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【レポート記事】「みんなで語る百物語 」、ついに百話を語り終えた……。その時、会場でなにが起こったか。

2023/12/8(金)みんなで語る「百物語」 第三夜、をやりました。

百本のロウソクを灯し、百の怪談を語る百物語
怪談を語り終えるたびに、ロウソクを一本ずつ消していきます。
8月開催の第一夜、10月の第二夜で合計62話を語り終え、今回の第三夜で遂に百話完走しました!
百話語り終えた時、怪奇現象が起こると言われています。今回は、なにか不思議な出来事は起こったのか?

▲百話を語り終え、みんなで記念撮影


結果から言うと、怪奇現象は起こりませんでした。
怪奇現象こそ怒らなかったものの、4か月間にわたって百話を完走しぬいたメンバーのあいだには、なにか不思議な結束感のようなものが生まれておりました。

怪談セットリストと、特に印象的だったいくつかの怪談の要約を、掲載しておきます。

■次回、2024年2月17日(土)『みんなで語る「百物語」  ~怖い動画・写真に特化した回~』をやります


2024年も百物語やります!百物語2周目ですね。
次回は、怖い動画や写真に特化した回とします!
モニター、プロジェクターをご用意しておきます。参加者がおすすめする怖いYoutube動画や怖い写真をみんなで鑑賞したり、映像を見せながら話したい怪談や怖い体験談を語ってください。
ご自身の「怪奇動画」「怪奇写真」「怪奇音声」がある方の現物ご持参も大歓迎です!

・予約はこちらから
https://peatix.com/event/3807409/view


■百物語 第三夜 怪談セットリスト

63:部屋
64:行かないで
65:元カレ
66:お清めの塩
67:藁まみれ
68:半ぐれ
69:忘れられない話し
70:きしむ音
71:ビジネスホテル
72:修学旅行のホテル
73:ホテルのチェック
74:剣道部の合宿
75:ことり箱
76:箱
77:泣き虫の女の子
78:ねじれた男
79:おーい
80:新耳袋
81:ヨコザワプロダクション
82:エレベーター
83:首無し地蔵
84:母の帰宅
85:扉
86:動物の神隠し
87:送り火の夜
88:義父さん
89:ーーー
90:神隠し
91:ストーカーのUFO
92:肝試し
93:現代の呪い
94:人形
95:緑の海
96:グレードアップ
97:パソコンの全てのデータを失った
98:ーーー
99:生首
100:一族

■印象的だった怪談を8つ紹介します

65:元カレ

友人の女性が交際相手と破局した。
交際相手は別れたくないと泣きつき、かなり揉めたが、どうにか別れることが出来たそうだ。
破局からしばらくして、友人の女性は夢を見た。元交際相手が泣きながら足首にすがりつく夢だった。「痛っ……!」、足に痛みを感じて目が覚めた。足首に、人に掴まれたようなアザ出来ていた。何か月経ってもアザは直らなかったが、そのままほおっておいた。

年の瀬、数年に1度、地域の拝み屋さんにお祈りをしてもらう実家の習わしがあった。家族でお祈りを終えた後、「ちょっと話しがある」と友人だけ呼び止められた。「変なこと聞くけど、今お付き合いしてる人いる?あなたの足首に、男が1人しがみついてるよ」と拝み屋さん。男の容姿を尋ねると、元カレそのものだ。生霊だと言う。お祓いしてもらったところ、翌日、足首のアザが消えていた。

67:藁まみれ

家族団らんの夕食を終え、みんなでテレビを観ていた。母は洗い物。
何の気はなしに、洗い物をする母を見たら、履いてるスウェットパンツが藁まみれになっていた。まるで腰から下を藁の束に入れていたかのよう。すれた畳がついたとかそんなレベルではない。ご飯を食べている時までは、藁がついてなかったことを家族全員確認している。
あれは、なんだったの?

72:修学旅行のホテル

私が通っていた中学校は、毎年修学旅行で泊まるホテルが同じだった。ある年から3年連続で幽霊騒動が起こり、ホテルが変わった。
決まって4階に宿泊した男子生徒が「窓の外を女の人が歩いていた!」と騒ぎを起こす。目撃者も毎回5~6名いる。
最初の年こそ、悪ふざけだろうと黙殺されたが「3学年またがってウソをつくなんてことがあるだろうか」と、とうとう学校側が対処したそうだ。

76:箱

警備員の仕事をしていて、職場の先輩から聞いた話し。
東京オリンピック開催前、とある都内の公園で、園内で生活している人を退去させる仕事があった。
公園生活者のなかに、変わったおじいさんがいた。いつも石で作られた小さな箱を抱えて、大声で叫んでいたそうだ。ある程度の期間、対応していたところ、そのおじいさんがふといなくなった。おじいさんが寝泊りしていたテントを撤去すると、例の石の箱が置いてあった。
園内で生活している仲間たちが近づいて口々にこんなことを言った。「九州からその箱だけ持って、ここにきた」「この箱は呪われてるんじゃないか」「箱はいつも生臭かった。なにか良くないものが入ってるんじゃないか」。中身を確認せずゴミ収集車に持っていってもらった。
もしかして『ことり箱』だった?

77:泣き虫の女の子

知人の女性から聞いた話しだ。
その女性は幼少期、すぐ泣く子だった。泣き虫でなにかにつけて泣いていた。女性が3歳ぐらいの頃、一人で留守番した日があった。しばらくしてお母さんが家に帰ってくると、いつも泣いてる女の子が珍しく泣いてない。「泣かないで偉いね。いい子にしてたんだね」と褒めるお母さん。女性は「小さい頃だから私はまったく記憶がないんだけど……」と前置きして、こう続ける。「お母さんが言うには、3歳の私は、こう答えたらしいんです。『あのね、あの子泣き虫だから変わってあげたの』って。それ以来、ぜんぜん泣かなくなったんですって。私って、誰なんですか?」

78:ねじれた男

知人の女性が、自宅に友人たちを招き、家飲みした時の話し。
飲み会が始まる前に、知人は酒やつまみを買い出しに行った。振り返ると、後ろに薄汚い恰好のおばあさんがついてくる。しばらく歩いてもずっとついてきてるので「何つけてきてんの!?」と知人が怒鳴った。おばあさんは口ごもりながら「あんたの後ろに心がねじ曲がった音がついてるんだよ」と言う。「キモイこと言わないで!」と怒り、足早に自宅へ帰ってきた。
家飲み中、参加者の一人がトイレに立った。部屋に戻ってきて「お前んちのタオル、なにあれ?どうなってんの?」と変なことを言う。みんなで見に行くと、タオルが全部、中尾彬のスカーフのようにぐるぐるにねじれていた。「私、こんなことしてない!」と知人女性。すると、みんなの目の前で、誰も触っていない蛇口がくるくるくるっとねじれて、取れた。
あのお婆さんの言っていた、心のねじれた男と関係があるのだろうか?

84:母の帰宅

母は、友だちの家で土曜日を過ごし、日曜朝に帰ってくる時が時折あった。
とある日曜の朝7時頃、外から母の車のエンジン音が聞こえた。その後、玄関で鍵を探す音がして、玄関が開く音がした。「お母さんが帰ってきたのかな」と居間を見るが誰もいない。まだ母は帰ってきていなかった。
1週間後の日曜朝7時、同じ現象が起こった。母が帰ってきてないのに、帰ってきてる音だけ聞こえる。
そこから数年にわたって、日曜朝7時に母が帰ってくる音だけ聞こえる現象が続いた。玄関で待ち構えると、すりガラス越しに母と同じぐらいのサイズの小柄な影も見える。母が家にいて、一緒にその現象を体験することもしばしばあった。

91:UFOのストーカー

UFOにストーカーされたことがある。
大学受験のちょっと前、空にオレンジの光が浮いてて、どれだけ歩いても一定距離で飛び続けている時期があった。
受験のノイローゼかと思ったが、どう見えても、本当にUFOが浮いているのだ。家族で車に乗っている時にも現れて、家族全員が目撃してパニックになった。
UFOにストーキングされてしばらくした日。散歩をしてる時、ふと横を見たら、ものすごく近くにストーカーのUFOがいた。「あっ!」と思うやいなや、すさまじいスピードで自分の前を通って、空に消えていった。すぐそばで犬を散歩していた近所のおじいさんも、UFOを目で追って、空を見上げていた。
それ以来、UFOはいなくなった。


■次回は、2024年2月17日(土)『みんなで語る「百物語」  ~怖い動画・写真に特化した回~』です

参加希望の方は、こちらからお申込みください。
今回からの参加も、もちろん大歓迎です!
https://peatix.com/event/3807409/view


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