わたしの自傷くせについて

わたしは子どもの頃から自傷癖がありました。
わたしはわたし自身のことがずっと大嫌いでした。

・リストカット(腕や足も)
・抜毛
・非嘔吐型過食
・自分を殴る、踏みつける
・不特定多数との性的行為
・共依存(不倫)
小さいものでは、血が出るまで、指の皮をむいたり。

わたしの頭の中では
いつも怒鳴り声が響き渡っていました。

『なんで、人に言われたことができないんだ!
なんで、そうやって人に迷惑をかけるんだ!

そんなこともできないお前は価値がない!
生きてる価値もないお前なんかいらない!』

そう言われては『本当にその通りだな』
と思って自分を傷つける選択をしていました。
そうすると、ほっとするんです。

自分を傷つけることで、
解決したような、許されたようなそんな感覚。
ダメな自分に罰を与えられたから
プラスマイナス0になったような。

でも、自分を傷つけても傷つけても、
それに終わりは来なくてもっと苦しくなっていきました。

そんな自分をどうにかしなきゃと思って、
あれこれと取り組んできて、
自傷行為も終わったもう大丈夫だ!と思ったら、
次の行動に移ったり、何かに依存したりと
形を変えてわたしの中に残って
ずっと追っかけっこ状態でした。

なんで、終わらないんだろう。
何が足りないんだろう。
どうして?と思えば思うほど、
より追い詰められて、ちょっとしたことでも
気になってしまっていました。

アンガーマネジメント、カウンセリング、コーチング、ヨガなど
いろいろ自分にとって良かったことを職業にしようとしたときに
いつもちらつくんです。
わたし今でも、こんなことしていて、完全に終わってないのに、
みんなみたいに自信があって、肌ピカピカで体系も健康的でもないのに
そんなあんたに何ができるわけって?

そのたびに自信がなくなって、落ち込んで。
結局、自分のことが嫌いで、許せない。
また何か初めて、また落ち込んでを
繰り返していることに気が付きました。

しかし、最近になってようやく、
もういいやって思えるようになりました。

今も自傷行為は一部残っています。
指の皮をむきすぎてタコになってしまったり、血が出たり、
ときどきドカ食いしたり。

いいんですよね、しちゃっても。
わたしの中で何か起きているんですから、
仕方ないんですよ。
そこで、責めるよりも、
どうした、なにかあった?と聞いてみるくらいでいい。
自分が一番やってしまったーって
罪悪感を感じているのに、
わざわざそこにとどめ刺さなくていい。
そもそも、べつに悪いことしているわけじゃない。
むしろ、なんかあったことを教えてくれているんですから、
教えてくれてありがとうって感謝するくらい!
ここで落ち着くこともあるんです。

でも、だいたいね、こういう時は、
ことばで言い表せないなにかなんです。

だから、それもね。
「いいよいいよ、大丈夫、大丈夫。」
と自分をセルフポンポンしています。
それにこたえて何かを言う時や思い出すときもあれば、
ただただふさぎ込むこともある。
でも、いいんです。こんなもん。

36歳になったいまも正解なんかわかりませんが、
毎日、なんかちょっといいかも、
あれ、ちょっと違ったかしらと
一歩進んで、一歩しゃがんでみたいな感じで生きています。

こんなわたしでもいいかと思えたタイミングの今、
わたしは自傷行為とわたしの付き合いについて、
記憶をさかのぼり、当時の自分が何を考えて、
何を感じていたのかを書くことにしました。

当時と今のわたしのためにまとめたことが
当時のわたしたちのような人のもとに届きますように。

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