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運転席から見る遊園地

こんばんは、オレンジの象です。

さて、大学4年生の私は、遊園地でバイトしています。
他にも色々なバイトをしていましたが、作業的にも環境的にも、遊園地でのバイトが1番楽しくて、就職活動のネタとしても大活躍でした。
ちなみに乗り物担当で、列車を運転したり、空中ゴンドラをぶん回したりしています。

どの仕事でもそうだと思いますが、消費者側と作る側では、見える景色が違います。
私のところも、例にもれません。

お客さんには、安全でキレイで、キラキラした世界に見えるように
その裏で、現実の様々な作業をしている作り手側

でもね、たまに、作り手側だから見られる、叫びたくなるような景色があるんです。

列車を車庫に運ぶ途中に見えるシルエット
運転室から見上げる迫力の空中ゴンドラ
夜に移りきれていない空と風を、障害物なしに受けるあの瞬間
屋根が設置されていない運転席から見える、むき出しの枝と緑の紅葉、笑っちゃうような青空

他にも、たくさんたくさん。
消費者と立場からは絶対に見ることのない、出会うことのない瞬間です。

私が、いまこの瞬間、生きていることを感じるあの景色。
世界があることを、身体ぜんぶで感じとるあの感覚。

どれだけ言葉を重ねても、伝わらないことが、わかっていること。それでもやっぱり、伝えたいと思うし、伝わらないことが、もどかしい。

えーっと思うようなことも山ほどあるけれど。
作り手側だけの、とびっきりの景色を感じられるから、やっぱり好きです。バイト。

残りのバイト期間は5ヶ月
バイト先では言わないけれど、辞めることが淋しくて仕方ない今日この頃です。

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