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遅い春休み(早い夏休み)②高知で日本の地方の未来が心配になった

高知2日目の我々は、朝から四万十川でいちばん長い佐田沈下橋を見学していました。

有名な観光名所らしい

眺めは雄大ですばらしかったのですが、そんなことよりここまで来る道のりが本当に大変でした。
高知は海のイメージが強いですが実は山が多く、日本のスイス(?)とも言われる四国カルストは絶景が見られるドライブルートとして人気だそうです。

しかし四万十川を南下する国道がやばすぎました。

とにかくせまい。

何これ
対向車が来たら詰む

国道なのにほぼ一車線しかないってどういうことかな?!?!!しかもめちゃめちゃ断崖絶壁だし「え・・・これ向こうから別の車来たらどうすればいいの・・・」と早くも深い謎に包まれてしまいました。

しかしそうやって謎に包まれてるうちに本当に対向車が来たら恐ろしいことになるので、とにかく細心の注意を払いつつも迅速に運転しなければならないこの状況は、ものすごいストレスでした。

いちおう定期的に車両すれちがい用のスペースが出現するものの、いやこんなのないよりはマシだけどもうちょっと進んだ先で対向車と鉢合わせしたとして、またここまでバックするのほぼ曲芸の域じゃん、なんなんですか、自分も国内はたくさんのところを旅行しましたが、マジでこんな危険な山道見たことないです。

地元の人は本当にこの道を普段使いしてるのでしょうか。そもそも最初にここに道路を造る時になぜこの車幅でオッケーにしたんでしょうか。みんな死にたいのかな?怖すぎでしょうが!!

とにかくすべてが疑問なので「国道 高知」で検索したら「酷道」と出てきました。ウソでしょ・・・と思ってるうちに圏外になり、万が一ここで事故っても助けすら呼べないというスリル満点の状況になり、昨日は満天の星空を見てたというのに、今日は死を覚悟する羽目になるとは人生は厳しいぜ、と強く目を瞑りました。

というわけでだいぶ疲弊しながら到着してしまったため、川を眺めながらもいま来たデンジャラス国道のことばかり考えてしまいました。

四万十川はでかいですね
橋の上から見ると雄大な流れが
大きな船で進んでるような錯覚に

ちなみにですがこのあと我々は佐田沈下橋から海洋堂ホビーミュージアムというところに向かおうとしたのですが、ここでも再び「酷道」に突入しました。山が深過ぎるしガードレールすらないしさっきの道より危険すぎる。今度こそ対向車が来たら終わる。

そもそもこんな道を国道と名付けて良いのでしょうか?こんなの一方通行にすべきでは?と半ばキレながら考えてしまったのですがそれでも地元の人にとっては大切な道路だし観光させてもらってるよそものの分際で偉そうなこと言えないよなという気持ちも起きつつ、とにかく1秒でも早く到着しますようにと祈りながらスーパーデンジャラス国道を進むこと数十分、あと700mほどで着く!!ヤッタネ!!というところで「トンネル工事」の看板が。

まさかの出来事に夫と2人はにわ顔になっていたら、看板の奥から警備員らしき人が現れて「ごめんなさいね〜通行止めなんです」と言われました。

オイーーーース!!!!!!!!オイーーーーーーーーーーーーーーース!!!!!!!!!!!

あと!!700mなのに!!!!もう!!すぐそこなのに!!!!!!

おい!!!!!!この道を!!!!!!!また戻れってか!!!!!!!!!!

ストレスが限界突破した我々もう少しで巨大生物に変身してしまうところでしたが、さすが中年期も中年期、不惑の40代カップルでありますからして「そうなんですね(にっこり)ではUターンしますので看板を少しだけ横にどかせていただけますか」と仏のごとき神対応でその場を車ごと回れ右しました。

このあともし事故って崖下に落ちて死んだら全力で祟ろう、恐ろしい男女の霊が出ると噂の心霊トンネルにしてやろう、それから通行止めの看板置くなら10キロほど手前にしろ。

そんなわけで到着まで95%消化していたはずの心霊スポットより恐ろしい山道を再び爆走し、とんでもない大回りをして海洋堂ホビーミュージアムに着きました。

高知の山奥に突如出現せし
海洋堂ホビーミュージアム

何かもうあまりに疲れて無感情でしたが、中に入るとすごい数のフィギュアが展示されていて、一瞬でテンション爆上がりしてしまい、結局夫と2人で最高の時間を過ごしてしまいました。

廃校の体育館を利用した施設らしいです
海賊船の中も探検できる
フィギュアいっぱい!!
めくるめくフィギュアの数々
海洋堂初期の頃のビンテージなプラモなど
撮影自由なので写真100枚くらい撮ってしまった
これはいちばん好きなエイリアン

はあはあ。楽しかった。

オタクの我々、昨日のホテルに行く途中の道でたまたま見かけた海洋堂という単語に釣られてここまで来た甲斐があったというものです。よく知らないまま来たせいでとんでもない目に遭いましたが、前回も書いたけどやはり旅は知的探究心を行動で満たすことに意義があるのでこれで正解ですね。

それにしてもあの国道を走りつつ思ったのは、高知に限らずですが、今後日本は少子化で限界集落ほど人が消えていくし、国道などインフラ整備もいまこそ将来に向けて再点検したり新設したりするラストチャンスなのではということです、自然災害も激化してるので山奥などの地域は特に心配で仕方ないです。

過去最高の税収だそうですが、未来のことを真剣に考えて使い道を吟味してもらわなければ、一納税者として納得できません。

そうじゃないといずれ日本の国道は豪雨や土砂崩れで分断されて、なのに直す金も人もない、みたいなことになりかねず、街道が江戸時代くらいまで後退するかもしれません。そんなのいやです。

未来の日本も隅から隅まで安心して旅ができる国であってほしいなと思います。

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