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僕が愛する小説ベスト10

6位以下は有料としています。

普段の記事とテーマが変わりすぎるので急にどうしたんだって感じですが…
今後noteとは長い付き合いになるでしょうから。月1回ぐらいこんな自由な記事があっても良いかなと思った次第です。

本ブログの大筋と無関係な記事だからこそ、気軽に有料にできてしまったり。
正直、基本的には僕が推しを紹介したいだけの記事です(笑)
いずれ僕が愛するボカロPベスト10とか、ゲームベスト10とかサンフレッチェ広島の歴代選手ベスト10とかbump of chickenの曲ベスト10とかオタ趣味満載の記事を書ける日を楽しみにしていたりします。

ではここから本題。ひとまず今回のテーマについては、1作家1作品までとしました!
でないと辻村深月さんの作品でランキングが埋まってしまいそうなので…
いつか辻村深月さんの作品ベスト10とかもやってみたい。

では早速以下よりランキングはじまります!
ちなみにギリギリランキングに入れようか迷った作品も名前だけ先に挙げておきます
かなーり迷った作品たち:コンビニ人間/屍人荘の殺人/盤上の夜/今夜、すべてのバーで/舟を編む/天使の囀り/家族八景/アルジャーノンに花束を/かにみそ/何者/バトル・ロワイアル/暗いところで待ち合わせ
などなど…他にも結構ありますが。泣く泣く圏外にしました。

最近忙しくて小説を読めていないこともあり全体的に少し古いかもですね…そこはご容赦ください。

一位 ダイナー/平山夢明

一位はこちら、僕が大好きな平山夢明さんの名作!
藤原竜也さん主演で映画にもなりましたね。漫画にもなっております。
映画版も映像表現の再現などがんばっていて僕は好きなんですが、原作を見ずに映画だけ見るとクソ映画という評価になることが多いようです…
まあいろいろ飛ばしてますからね…。
僕としては漫画よりも映画よりもとにかく原作を見て評価してほしい!こんなに終始夢中になって読んだ小説はなかなか無いです。
難点は平山夢明先生の作品すべてに言えることですが、エログロが過ぎるので読める人が限られることでしょうか…。
そこに耐性がある方で、ハラハラドキドキ、魅力的なキャラクターたちの世界観にハマりたい方には一度手にとってもらいたい作品です。

同率一位 
冷たい校舎のときは止まる/辻村深月

いきなり甲乙つけがたく同率になってしまいました…。そして辻村深月さんといえば、昨年アニメ映画にもなった名作かがみの孤城が有名。そして至高。
さらに傲慢と善良もエグイぐらいの作品。悩む。
正直かがみの孤城ともども一位にしたいぐらいなんですが、個人的に同先生のデビュー作である『冷たい校舎のときは止まる』が好きなんですよね。
確かに作品として見ると粗は多いんでしょうし、上下巻で長い!という否定的な意見も分かるんですが。
この書き込みすぎなぐらいの熱量と、大量の伏線を回収していく終盤の完成度。
デビュー前だからこそできる力技のようなものを感じてとても好きです。
たしかに『かがみの孤城』などと比べるとツッコミどころは多いんですが。それでもいいやんと思える魅力が、本作には詰まっていると思います。
なんというか、物語のルール設定と「誰も死んでほしくない」と思える感情移入のさせ方が最高に上手いなと思いました。
デビュー作からこのクオリティはやっぱり化け物のなせる技です…。

三位 猫を抱いて像と泳ぐ/小川洋子

三位はチェスプレイヤーを題材にした本作を選びました!
小川洋子さんといえば博士の愛した数式が有名ですが、説明不要なほど多数の名作を生み出されている方です。
密やかな結晶も好きで迷いましたが、椅子の下にもぐってチェスを差すというぶっとんだ世界観と主人公リトル・アリョーヒンの生き様が心に残り続けており…。
たまに手に取って読みたくなる作品です。いろいろ心を抉られる。
チェスの指し方が心理描写とつながる辺りも斬新です。
リアルなのかファンタジーなのかもよく分からなくなる、なのに感情移入してしまう。これもまた名作ですね。

四位 殺戮に至る病/我孫子武丸

こちらは殿堂入りしているといっても良いミステリーの金字塔。
ジャンルを言うといろいろバレてしまうので伏せておきたいものの、ジャンルごと本作が有名になってしまっていると言っても過言ではない。
ただ僕はジャンルを知ったうえで読んだわけですが…それでも見事な衝撃を喰らいました。
小説を読んでいて「うええっ!?」と驚嘆の声が出たのは本作だけです。
読んだことが無い方にはぜひ一度読んでもらいたいんですが…この作品もダイナー同様の難点が。
とにかくグロイ。とにかくエロい。エログロイ。
不思議な魅力ではあるんですよね…大半が凄惨なシーンなのに読み進めてしまうという。
作品全体から押し寄せるおどろおどろしさも魅力なんですが…ゆえに読める人が限られるという。
この辺に抵抗がなく、ミステリーの名作を読みたいという方にはオススメできる作品です。

五位 ラメルノエリキサ/渡辺優

五位はこちら、ラメルノエリキサ! すばる新人賞受賞作ですね。
正直なところ本当に五位かというと…推したい気持ちで若干順位を繰り上げた節はあります…忖度です。すみません。
でも面白いのは確かです! というか、この作家さん好きなんですよね。
すごくドラマチックな展開があったり、強く心を揺さぶられるとかではないんですが。
まず登場人物が面白い。他にいそうでいない。そんなヤツいねえよ…ん、でも日本中探したらいるのかも。という絶妙なリアル感。
本作の主人公である女子高生の信条は「やられたら、やり返す」
やられたら倍返しとか、そんな甘っちょろいことを言うレベルじゃない。ちょっと狂気を感じるぐらい本気の復讐魔。
やっぱりそんなヤツいねえよ、って思うんだけど読めば読むほどいそうな気がしてくる。
そしてそんな狂った登場人物たちが、不意に人間臭い一面を見せたりすると不思議なほど面白い。
渡辺優さんの小説は本作だけでなく、「アイドル 地下にうごめく星」も好きです。
某アニメの影響で売れないかと思ったんですがあまり関係なかったようです…そりゃ地下アイドルの小説ですし関係ないか。
若干強引な推し枠ですが、ラメルノエリキサを五位に入れさせて頂きます!

以下六位以降は有料記事になります。
つづきが気になる、という奇特な方は購入頂けると幸いです☆

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