間野山研究学会

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間野山研究学会が地方・企業との取り組みで生み出せる価値とは?<3/3>

3回にわたり、間野山研究学会の会長を務める山村先生へのロングインタビューをお届けします。聞き手は副会長の佐竹さんと学会誌編集委員長のまつもとが務めました。山村先生が所属されている北海道大学観光学高等研究センターとスポーツアパレルメーカー「ゴールドウイン」との間で結ばれた包括連携協定にはじまり、間野山研究学会が観光分野の産学連携を推進していく可能性についてあれこれとディスカッションすることにもなりました。 <前回はこちら> (インタビュー実施日:2023年11月1日) ※カバー

    • 間野山研究学会が地方・企業との取り組みで生み出せる価値とは?<2/3>

      3回にわたり、間野山研究学会の会長を務める山村先生へのロングインタビューをお届けします。聞き手は副会長の佐竹さんと学会誌編集委員長のまつもとが務めました。山村先生が所属されている北海道大学観光学高等研究センターとスポーツアパレルメーカー「ゴールドウイン」との間で結ばれた包括連携協定にはじまり、間野山研究学会が観光分野の産学連携を推進していく可能性についてあれこれとディスカッションすることにもなりました。(インタビュー実施日:2023年11月1日) <前回はこちら> ※カバー画

      • 間野山研究学会が地方・企業との取り組みで生み出せる価値とは?<1/3>

        3回にわたり、間野山研究学会の会長を務める山村先生へのロングインタビューをお届けします。聞き手は副会長の佐竹さんと学会誌編集委員長のまつもとが務めました。山村先生が所属されている北海道大学観光学高等研究センターとスポーツアパレルメーカー「ゴールドウイン」との間で結ばれた包括連携協定にはじまり、間野山研究学会が観光分野の産学連携を推進していく可能性についてあれこれとディスカッションすることにもなりました。(インタビュー実施日:2023年11月1日) 日本版DMOと産学連携まつ

        • コスプレ考:ポップカルチャーひろしま2023から

          コスプレを語るコスプレを語ることに資格が要るわけではありませんが、これまでコスプレを話すことを避けてきたような気がします。ある種の自己検閲だったのではないかとも思います。私のような、カジュアルでネタを負う半人前のレイヤーがコスプレを語っても良いのかという後ろ向きの態度でした。ただ、ふと振り返ってみると、いつの間にかコスプレを始めてあれこれ12年が経っていました。もちろん、時間がクォリティを担保するわけではありませんが、確かに自信を与えてくれる面はあるようです。そこで今日は、(

        間野山研究学会が地方・企業との取り組みで生み出せる価値とは?<3/3>

          湯涌温泉で「来た、見た、撮った」~学生大会前編~

          ステイホームのリベンジ 間野山研究学会には学生を指導する教員を中心にした学生委員会があり、 2022年にコンテンツと地域の関わりを学ぶ新潟県・石川県・熊本県の学生たちが交流する場を提供しようと「間野山研究学会学生大会」を企画しました。しかし2022年と言えばコロナ禍の真っ最中ということもあり、感染拡大防止のため無念の中止……。 その後再起動に向けた準備を進め、9月14日から一泊二日の日程で7人の学生が参加する学生大会を開催しました。  筆者はこの学生大会に熊本から参加し、9月

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          南砺市桜ヶ池でゼミ・研究活動発表!~学生大会後編

          前編はこちらから! 湯涌温泉街から南砺市桜ヶ池に移動!1日目の湯涌温泉から富山県南砺市にある南砺市クリエイタープラザ(以下、桜クリエ)に移動して、学生大会“MANOYAMA U-25”の2日目が始まりました。  2日目の午前中はフリータイム。早めに現地入りし、桜クリエ内にあるアトリエで展示を見たり、カフェトリアンを覗いてみたりする参加者もいれば、屋外のテーブルで発表の打ち合わせをする姿もみられました。 三者三様のプレゼンテーション! 2日目の午後は、参加学生 による研究発

          南砺市桜ヶ池でゼミ・研究活動発表!~学生大会後編

          地方の本音――べからず集ではなくチュートリアルを

          (※見出し画像は任天堂「あつまれどうぶつの森」公式サイトより引用) まったく仰るとおり、だったが……今年2月福井県池田町の広報誌が掲載した「暮らしの七ヶ条」が議論を呼びました。 首都圏と新潟の2拠点で活動する筆者のSNSにも、この記事には様々な意見が寄せられました。わたしの印象は「仰ることごもっとも。けれども都会もんとしては、『初見殺し※』だな」というものです。 公開されているPDFから、七ヶ条を見ていきましょう。(太字強調は筆者による) 新聞各紙でも強調した第4条、

          地方の本音――べからず集ではなくチュートリアルを

          ポストコロナへ一歩ずつ~動きはじめた地域の風景~

           新型コロナウイルス感染症が5類に位置付けられ、ようやく自治体レベルでの観光振興の取組が本格化してきたように感じます。  こうした状況の中、私事で誠に恐縮ですが、長年勤務した埼玉県庁を縁あって昨夏に退職し、今は地元の副町長として勤務しています。  県庁在籍時には、「とにかく尖っていこう!」を旗印に、コンテンツツーリズム施策を好き勝手やらせてくれた県庁の懐の深さに、今も深く感謝しています。それにしても、よくクビや左遷にならなかったものです(笑)  さて先日は、当町でも数年ぶり

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          コンテンツ観光に寄与する高岡銅器

          間野山研究学会において重要な位置を占める研究が『コンテンツツーリズム』にあることは疑いようのないことであろう。 映画やドラマの視聴者は撮影された場所に観光として訪れ、名所巡りを兼ねた撮影場所を巡り、作品に思いを馳せ、何なら作中での行為を模倣してコンテンツを追体験する。現世を舞台とする作品ではかねてから行われていただろう。(ローマでベスパに二人乗りしたり、真実の口に手を突っ込んだりするあの行為に憧れて、実際にやってみた人も多かろう) 日本の漫画ではトキワ荘が嚆矢であろうか。

          コンテンツ観光に寄与する高岡銅器

          ”間野山研究学会”をご存じか?

          あるけどない、ないけどあるを研究しよう 社会環境が急速に変化する中、地方社会は少子高齢化や過疎化など、解決すべき多くの課題に直面しています。2017年に放映されたアニメ「サクラクエスト」は架空の都市「間野山市」の観光振興・地域振興をテーマに取り上げ、このような課題について深く面白く伝えてくれる作品です。  本学会は「サクラクエスト」をきっかけに「間野山市」のモデルで姉妹都市でもある富山県南砺市に集まった各地の研究者と実務家、学生がそれぞれの課題や経験を共有する地域間ネットワー

          ”間野山研究学会”をご存じか?