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モテる男って? 第7章

第7章:アンケートからの分析結果 40代 (定量分析)(年齢による変化)

第6章の30代に続いて、40代を見てみる。

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 20代、30代と比べると大分様相が違ってくる。第5章の20代第6章の30代の分析で表れた要素として、「外見」「社交性」があげられるが、40代では見ている観点が違うと分析できる。20代でも「外見」という要素は出てくるが、このグループを重視している女性たちが最初のグループとして表れる。
  年齢を重ねると『「外見」は重視しない』と聞く(ような気がする。筆者の主観)が、この結果を見るとそうとも言えないようだ。少数ではあるが、何人かにヒアリングしてみたところ、『「身だしなみ」という意味での「外見」かな?』という意見であった。
  つまり、生まれ持った先天的な「外見」は気にしない(“容姿が良い”や“格好が良い”といういわゆるイケメンという意味ではない)が、”自己管理ができている”や“身だしなみが整っている”という意味での“おしゃれ”の要素を最重視すると分析できる。

 そして、2つ目のグループを「癒し系」と名付けたが、”思いやりがある”、”気配りができる”、“聞き上手”という要素で構成されるグループだ。この2つ目のグループを「度量」と名付けてもよかったのだが、5つ目のグループ(「親しみやすさ」と名付けたグループ)に“話しやすい”“気さくである”という要素が入っていたこと、“気配りができる”“聞き上手”“明るい”といった要素が含まれるグループがあることから、「癒し系」と名付けた。
   著者の想像の域を超えないが、40代は30代以上に様々な出来事を経験するため、(この人といると安心する)という要素を重視する傾向が強くなるのではないだろうか。この観点から見ると、「癒し系」というグループができるのは納得がいく。

 「社交性」については、第6章の30代の説明の中でも触れたが、やはり、“明るい”“おもしろい”という要素が含まれており、“つきあいがよい”の要素が復活する。40代は、相手も子育てや仕事等で時間が確保しづらい年代であろうから、自分のために『(二人で一緒にいる)時間を作ってくれる』ことが重要であると考えるのではないかと想像した。

 最後に「大黒柱」と名付けたが、“しっかりしている”“リーダーシップがとれる”という要素が入ってくる。この点について、『40代は、「恋人になる=結婚する可能性がある」ということを他の年代よりも強く意識するのではないか?』というフィードバックをいただいた。40代でこの要素グループが重視されるのも納得できる。

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ここまでが、年代別に見てきた平均での分析、因子分析である。総じて、
 20代では「度量」
 30代では「理想像」
 40代:では「見た目 (自己管理)」

 が重視されると分析できるのではないだろうか。そして、20代から40代の各年代で、それほど大きくはないものの、重視する要素に違いが表れることは、読者の皆さんの想像どおりかもしれない。可能であれば、同じ女性が20代、30代、40代と年齢を重ねることで、重視する要素に変化があるのか、変化があるとすればどのような変化となるのか、時間をかけて調査してみたいと考えている。

次回、県別にモテる男を見ていく。第8章:アンケートからの分析結果  (定量分析)(都道府県による変化)


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