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目的地が分かっていれば・・・、幸せはすぐそこかも

タクシーのアルバイトを始めた。
まだ始めたばかりなので、先輩の横で畏まっている。

先輩は慣れた様子で、お客さんに「〇〇行って。」と言われれば、ナビも見ずに走り出す。

「流石だな。」感嘆する。

途中、道が混んでいることを確認して提案していた。「〇〇方向から行った方が速く着きますよ。」

そして、誰も通らないような細い道に入り込み、あっと言う間に大通りに出て、目的地に到着した。

(こんな道が有るのか・・・)


人生も同じだ。

目的地さえ明確に分かっていれば、行き方はいくらでも有る。

「金持になりたい。」
それが目的地なら、やり方はいくらでも有る。
例えば、人を押しのけて。例えば、人のものを横取りして。例えば・・・
ま、人の事を考えずに自分の事だけを考えて行けば、簡単にたどり着くはずだ。
ただ、正攻法で真面目にやってとか言うと、大変な苦しみを味わうかもしれない。

要するに、「みんなが知ってる大通りが渋滞しているのに、その列に並んでも時間が掛かるよね。」と言うこと。

もちろんそれが悪いとは言えないが、早く目的地に着けば、次の目的地にも早く着ける。それを繰り返せば、多くの経験が自分の中に溜まっていくのだ。


ただ、人によって生き方は違う。まずは、自分にとっての幸せの形が、何なのか知らなくてはならない。

よく「幸せになりたい。」と人は言うが、それだけだと漠然としていないだろうか?
「結婚すれば幸せに成れる。」と言う人もいるが、それも漠然としているように思う。だから、「なぜ結婚すれば幸せに成れるのですか?」と聞きたいくらいだ。


僕の思うところ、「幸せの形」は、すぐには分からない。
いろんな経験、体験を通して形成されるので、若いうちから、「これです!!」って明確に答えれる人はいないはず。
もし、若くから「これが幸せの形です。」って胸を張って言うなら、気づいていないだけで、誰かの言葉を鵜呑みにしているだけだ。
だから、若い人にはいろんな経験、体験をして欲しい。

それは、車の運転でもそうで、「流石だな。」と思える先輩方も、始めからそうでは無い。いろんな経験、体験を通して、すばやく判断でき、軽やかに越えて行けるようになったのだろう。
そして今じゃ、目的地を告げられたら、す〜っと事故なくたどり着けるようになったのだ。


いろんな経験、体験を通して、自分の価値観をしっかり持つことが幸せへの近道かもしれない。



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