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老廃物は汗からでない|水分があればデトックスできる

-3分で読めます-

こんにちは
マニュです

今回は、ランニングに関する話をします
「汗をかく=デトックス」と考えて
多くのランナーが生まれていますが
それ、実は誤解でした

・・・

老廃物は汗から出ていない

滝のように汗をかいても
溜まった、老廃物は出ません

身体の老廃物は、尿から出ていて
腎臓や肝臓などの「内臓の働き=デトックス」が
担っています

ちなみに、汗の役割は下記の通りです

  • ①|運搬

  • ②|体温調節

  • ③|環境調節

上記のように
3つしかありません

決定的な「科学的証拠」はない

科学者たちも長年密かに疑っていたことだが、汗と一緒に毒素も排出されるというのは、都市伝説に過ぎなかった。
 人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではない。その役目を負うのは、腎臓と肝臓である。もちろん、都市伝説の中にも一粒の真実はあるものだ。
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「普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0.02%に過ぎません」と、インベルト氏は言う。さらに運動を激しくしたとしても、0.04%程度までしか増えない。
 つまり、どんなに大量の汗をかいたとしても、その日体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということだ。

引用元:「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告|National Geographic

人の60%は「水分=体液」

これは有名な話ですが
身体の60%は水分が占めていて
タンパク質・脂質・ミネラル/ビタミンが
残った40%
です

補足
40%を正しく言いなおすと
タンパク質|16.4%
脂質|15.3%
ミネラル/ビタミン|5.7%
糖質|1%未満

参考元:人間の体はタンパク質でできている。タンパク質・アミノ酸・ペプチドの関係を解説|MORINAGA

汗は身体を冷やすためにかく

まず
汗の役割②の「体温調節」を
深掘りします

汗をかくことは、身体を水分で包み
上がり過ぎた体温を冷やして、下げる
割と原始的な機能が、遺伝的結論です

「哺乳類」は進化の過程で
汗をかく能力を得たため
陸で活動できるようになりました

補足
人は汗腺を全身に持っています
その他の哺乳類だと、馬以外は
口や鼻周りにしか、汗腺を持っていません
ちなみに、クジラは汗腺をほとんど持っていませんが
身体を冷やし過ぎないためでしょう

参考元:動物はあせをかくの|ONE PUBLISHING

「水分=体液」は体内環境を維持している

続いて
汗が持つ役割③つめ
「環境調節」について深掘りします

その前に「体液」について
簡単にまとめておきましょう

体液は、血漿けっしょうと血球の
2つに分かれていて
その比率は「6:4」程度です

補足
血漿の91%は水分です
血球は赤血球・白血球・血小板
3要素で構成されています

参考元:血液とは|Japanese Red Cross

毛細血管を通って各所に染み込む

体液は「内液と外液」に分かれ
外液が栄養を運んでいます

内液は、細胞内の水分と
考えてOKです

外液から運ばれた栄養エネルギー
毛細血管を通して「染み込む」イメージが
最適だと感じます

つまり、細胞にとって
「水分=体液」は体内環境の維持に
欠かせないものであり
60%も必要な理由の、裏付けと
考えることができます

補足
外液と内液の栄養交換時に
「ゴミ=老廃物」も回収しているようです
たどり着く先は腎臓で、尿から排出されています

参考元:液とは何を指すの?|体液の成分と働き|看護roo!

「汗をかく≠デトックス」です

このように、汗をかくことと
デトックスは、科学的に結びつきません

なぜなら、汗の役割は
運搬・体温調節・環境調節
だからです

ただ「汗をかく=水分をだす」ことは
水分を入れ替えることであり
「循環=老廃物の回収サイクル」
を促進する働きが期待できるかもしれません

そういう意味で捉えると
汗をかくことは
間接的にデトックスになる

と考えられます

「汗をかく=腎臓の負担」と覚えておく

大量の汗は、回りまわって
腎臓に負担をかけます

その本質は
腎臓が体内環境を整える臓器だからです

つまり「汗をかきすぎる運動=環境悪」は
自分自身に変えるデメリットだと
知っておきましょう


最後までお読みいただきありがとうございました
何かプラスになれば嬉しいです
マニュ


考察|水分がないとデトックスできない

夏は、なにもしなくても
汗をかきます

その分、水分を摂れば
体内の環境は保たれるため
デトックスになると言っていいでしょう

と言うことは
水分がないなら
デトックスはできない

という結論がでます

水分は大事です
適量を適切に摂って
夏のランニングを乗り越えましょう


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