見出し画像

中国語専攻の学生におくる言葉

みなさんと一緒にちょうど一年間中国語を学んできました。合計で十二のレッスンを勉強し、各レッスンには二十五の練習問題がありました。それを合計すると三百の問題を解きました。これらの問題はすべて、中国語の検定試験から厳選され、試験の出題の手法を理解するためであり、正しい中国語を習得する上で確実に積極的な効果を発揮するものだと思います。

この一年間、お疲れさまでした。「中国語を学び、中国を理解する」というのは、語学の教育現場に携わる人間として、これまで長年間にわたって持ち続けてきた理念の一つであり、一度たりとも変わりませんでした。卒業後、今でも私と連絡を取り続ける学生が多くいます。大学で教鞭をとる人、中国で起業する人、そして外交官として活躍する人もいます。振り返ってみると、最も頻繁に連絡を取り合っているのは、なぜか日本から海外に移住した学生たちであり、みなさんが越境する文化について語ると、時々四〇年近く日本に住んでいた自分の経験を思い返しますが、駐在なのか、それとも移住なのか、さらには定住なのか、それさえもまだはっきりしないままです。

とにかく、みなさんにとって、私の中国語の授業はまるで静かな港のようです。中国語の大海に船出するための適切な備えを整える場所です。将来、ここはおそらくみなさんの中国語のメンテナンスセンターとなり、中国語を深く学び進むための拠点となるでしょう。これからも皆さんと共に進歩し続けよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?