ここに行きたいんや！と思っても、行けなくなる経験ってしたことないですか？私はあります。一度のみならず、三度。

その場所は、奈良県にある信貴山朝護孫子寺。

昨年、戒壇巡りというものがあるのを知り、やってみたくて調べるとこちらのお寺を発見。ふむふむ。行ってみよう。
計画を立てるも、その前日に何かがあって行けなくなった。（理由が思い出せない…）

まあそういうこともあるか、と思ってあんまり気にせず、夏になってまた計画を立てる。
いろいろお店とかチェックしつつ、明日が来るのをワクワクしながら仕事を終えて家に帰ると、一本の電話が掛かってくる。物理的にも心理的にも行けなくなる。寺どころではない。


ここから、予定を立てることが怖くなってしまった。
何か楽しいことを計画すると良くないことが起きるのでは…と本気で思って、行きたい！と強く思わないように、地獄に突き落とされないように、恐々と過ごした。ただでさえ、暑くて苦手やった夏がほんまに嫌いになった。


少しずつ日常が戻ってきた頃、さすがに出かけたくなってきて、行きたいなあ…とふんわり日にちを決める。（どんだけ行きたかったんやろ…笑）
ええ。その前日にまたまた大きな出来事が起こります。もちろん行けなくなる。
もういやや…

予定を立てないことをふたたび決意し、電話が鳴ったり、人から連絡が来たり、外に出かける度に、また何か起こる気がして怖すぎて不安神経症みたいになった。

ただ、元来ジーッとできない性分の私。
先日ふと、この負のジンクスをぶっ壊したい！！と思った。
いつまでもこのままじゃ進めない。行きたいところに行きたい。だから、行く。
と、再々チャレンジ。（正直、ほんまに行きたいのか意地になってたのか分からない笑）

道中にハプニングがあったりして、やっぱり引き戻そうかな〜〜と何回も思ったし、こういう日に限っていろんな人から誘われて「試されてるんか？」と思ったり。
なんとか。ちゃんと。辿り着いた…！！
いろんな意味でめちゃくちゃ遠かったよ、信貴山さま。

朝護孫子寺に足を踏み入れたとき、泣けてきたもん。
ちゃんと来れたやん…私！！って。



ぜんっぜんオチはなく、側から見れば、たまたま行きたいところに行けなかっただけやろ？と思われるかもしれない。けれど、私にとっては大きな行動の一つなわけで。

呼ばれてないと行けない、みたいな話は聞いたことあるけど、それだったのか？
だとしたら、もう少しソフトな感じで誘導していただきたいです。

おわり。