現役時代を振り返る

前にも書いた気がするが、まだ現役時代の夢をたまに見る。職業柄、人前での苦手なプレゼンも強いられる。発表準備が間に合わず、どうしようどうしようと焦ってパニクっている夢。目が覚めて、あ~退職したんだと気づいて胸を撫で下ろす時の安堵感といったら超ド級。夢でも、アドレナリンその他のストレスホルモンが出っ放しで、目覚めた時には動悸は速く強くなり、額は汗ばんでいる。
ちょっと大げさながら、命を削りながら働いていたんだな~という感慨と同時に、もっと上手に対処できなかったのかと、今更ながら思う。要するに、余裕がなかったんだと思う。能力以上の高下駄を履いて・・・フランク・シナトラのマイウェイの歌詞にも似たようなのがあった気がする(作詞はポール・アンカ)。一方で、その背伸びがモチベーションにもなっていた。現役時代は傲慢で生意気だったなぁ~、と自己嫌悪に陥る。今も同じかもしれない・・・?
そんな背伸び生活が長続きするはずもなく、中間管理職の気力は萎え、軽く精神を病んでしまった。縁あって同じ職種のちょっと緩めの職場に受け入れてもらった。仕事を続けながら快方に向かい始めた数年後、脳梗塞を発症。その半年後に、定年まで2年を残し、66歳で早期退職した。
お金はないが暇はある(あり余る)年金生活が始まった。暇をもて余しながらもストレスフリーな生活。やはり、ストレスの種は人だった。
退職後、孤独とストレスフリーな自由を手に入れた。孤独は苦にならない。今年、後期高齢者の仲間入り、認知症が早まるかもしれない・・・。

追伸)嫁さんがいて、子どもがいて、それのどこが孤独なんか、甘ったれるな!
という声も聞こえてきそうですが、個人の感想です。悪しからず。

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