「投資家の判断で世界が変わる」
このように言われる時代になった今、VUCAの時代を生きていくにはESG投資の存在を網羅しておく必要があるでしょう。投資の存在感が増す中、ESG投資にも目を向けておく必要があります。今回は、そんなESG投資に関して、現役大学生がわかりやすく説明します！

学生の方には少し難しいかもしれませんが、ご理解いただける内容です！
知っておくだけでも将来役立つと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね！！

【この記事には前編がございます】

〈前編の主な内容〉
・ESGとは何か
・ESGが注目されている理由
・ESGの当たり前
・ESGとSDGs

↓前編↓

ESGに関しての概要や学生向け理解シリーズはこちら↑から！

ESG投資の世界へようこそ

・責任投資原則PRI

PRIは簡単にいうと機関投資家の行動を変えるきっかけになった原則です。

PRIは投資家の力を利用して、企業が持続可能な方向へ行動するよう誘導することで、持続可能な経済成長を成り立たせることです。昔は利益を第一として、短期で儲ける企業に多く投資がなされていました。現在も一部その傾向は見られますが、ESGの観点を踏まえた長期的な利益創出を狙う企業に多く投資（＝ESG投資）してもらうことで、企業の持続的成長だけでなく、ESGの観点である社会や環境問題の解決にも繋げていきます。これにより、投資される企業側も、ESGの取り組みを当たり前のものとすることで、多くの企業がESG経営に取り組み、持続可能な経済成長を成立させています。

・ESG投資は投資のスタンダード

ESG投資は、ESG（環境、社会、ガバナンス）に取り組む企業を重視する投資です。普段から投資や株価に触れている方はご存知だと思いますが、基本的に投資は財務諸表の売上高や営業利益などを重視して判断します。一方で、ESG投資は、財務に加え、環境への取り組みや顧客満足度、社会問題への対策制度など非財務情報を参考に判断します。これらの判断により、ESGの取り組みが高いと判断された企業は、投資家やステークホルダー、消費者から長期的なパートナーとして支持を得て）、売上向上が見込めます。

つまり、長期的利益を目指すのがESG投資であります。

・ESG投資とSRIの違い

SRIについてはご存知の方も多いと思いますが、SRIはSocially Responsible Investmentで社会的責任投資と言います。経済的利益だけでなく、社会や環境にもたらす利点に注目し、一般社会の倫理的基準の反映を重要視しています。一方で、ご説明させていただいているESG投資は投資のリターンを重要視しています。この点が相互の違いです。

・ESG投資の仕方

ここでは、ESG投資手法を7つご紹介します。なお、この方法はどれもインターネット等で詳細や内容が確認できますので、もしご興味を持った方はご自身でお調べいただくことをお勧めします。

簡単にまとめるとこうなります！！
①ネガティブスクリーニング：武器やギャンブル、タバコ、化石燃料などに関する企業を投資先から除外する手法
②ポジティブスクリーニング：ESG評価の高い企業に集中投資
③規範に基づくスクリーニング：国際的なルールへの対応が不適切な企業を投資先から除去する方法
④インテグレーション：財務情報だけでなく、非財務情報も合わせて分析し、投資する方法
⑤エンゲージメント：株主として積極的に企業へ働きかける投資方法
⑥（サスティナビリティ）テーマ投資：クリーンエネルギーなどの持続可能性と関連がある企業に投資する方法
⑦インパクト投資：投資の結果がもたらす変化を重視する投資方法

上記7つがあります。

・ESG投資の将来

ESG投資が高まると、企業のESG意識が向上します。企業側から見れば、ESG投資により、多くの投資家から資金を調達でき、ESG取り組みの更なる向上と企業利益の向上を狙うことができます。よって社会や環境、ガバナンスなどのESGサイクルが向上するとともに、世の中がより良い方向に向かうでしょう。その恩恵は私たち一般消費者にも広がり、SDGsの達成にも大きく貢献できるのではないでしょうか。ESG投資は一般的な投資よりも社会に大きく貢献できるほか、得られるリターンも大きく、ESG投資は人気になっているようです。

今回はここまで！！

ESG投資に関しては、欧米の機関投資家の動きに関してやESG指数に関してなど、まだまだ先が長いですが、note投稿としては一度ここで切らせていただきます！！

閲覧数と皆様からのいいね！数によっては、「学生が接するESG投資」や「若者でもできる！！始めようESG投資」などの若者向けコンテンツをさらに展開する予定です。

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