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地獄の引っ越し作業【見積り〜パッキング編】

昨年の9月に娘が生まれ、初めての育児に四苦八苦しながら、気がつくと年の瀬を迎えようとしていました。
我々の引っ越しは年明けすぐ。
友達に「引っ越し作業進んでる?」と聞かれて、

「いや、まだ業者も手配してない。」

友達、若干引き気味で
「おぉ、でも年末年始もあるし、そろそろ手配しないと間に合わんのでは?」

確かに!!!年末年始!!!
すっかり忘れてた…。世間ではクリスマスソングが流れ始めている!
ということは、年始の引っ越しももうすぐそこ!!

慌てて引っ越し業者比較サイトで見積もりをとると、15万円〜90万円越えまで、まさにピンキリ。
正直20万円くらいかな〜と思ってたので、90万越えには目玉が飛び出そうになりました。(←表現が昭和!?)

ちなみに、荷物の量は段ボール20箱でお願いしました。
というのも、妹がそろそろ(やっと!?)実家を出るというので、家具は全部妹に譲ることになったため、引っ越し荷物は本や衣類、食器のみ。
自分の家の荷物に加えて、実家にあった荷物も入れたら、およそ20箱かなという予想でした。

依頼した業者の中には、電話をかけてきて、実物を見ないと見積もり出せません、というところも。
最近はZoomで見積もりなんてしてくれるんですね!
部屋の中をカメラで見せながら、何を運んで欲しいのか説明したり、会社側から必要書類や注意事項の説明があったりして、後日見積もりが届きましたが、こちらもやっぱり50万超えてました💦
家具がないんだから大した額にはならんだろうと高を括ってたのですが、年末年始に加えて燃料費の高騰している今、引越しのタイミングとしては最悪だったようです。

仕方なく、あれほど避けたかった郵便を使うことになったのでした。

ということで、まずはパッキングから。
私と夫は、子供が生まれるまで遠距離婚だったので、日本の私の家は8畳の1K。
ここに、ベビーベッドと、夫が持参したどでかいスーツケース2個を置いて生活していたのですが、パッキングするとその荷物を置くところがない!
とりあえず、実家に家具を送るまでは荷造りできないと分かり、母に連絡。

「年末の休みに入らないとスペース作れないので、家具は12月28日以降に持ってきて。」

28日って、かなりギリギリだなぁと焦った私たち。
12月26日からは、家の近くにAirbnbで部屋を取って、出発の前日まではそこを生活の拠点とすることにしました。
そうすれば、家がとっ散らかってても、家具がなくなっても、月末に家を引き払っても、ひとまず出発まで生活はできます。

こうして荷造りを始めたものの、なかなか終わらない…。
この家には4年ほど住んでいましたが、私のもの以外に、時々来てた夫のものもあったし、子供のものも増えていたしで、結構な荷物の量。

さすがに見かねた母と妹も手伝ってくれて、なんとか29日の夜に掃除まで終了。
30日の朝には家を引き払うことができました。

ところが、これで全てが終わったわけではありませんでした。
まだ実家に荷物が残っているのです!!
実家に置いてあったのはほとんどが本。あとは思い入れのあるおもちゃなどが少し。段ボール箱で9箱になりました。

私の40年近い人生、段ボール箱19箱かと思ったらちょっと切なっ…😢

自分の家は、年内に引き払うために最優先で作業。
その後、年末年始実家に通い詰め、とことん荷造りし、1月3日の午前中にギリギリ発送完了!!

一番ネックだったのは、電子ピアノ。
スタンドがないので、ピアノのカバーを買って、飛行機の手荷物で持って行く予定でしたが、ANAからLufthansaに乗り換えるため色々と手続きがややこしかった上、当日はスーツケースや手荷物全8個と大荷物。しかも生後3ヶ月の子連れ、と何かと無理な要素が多かったので、泣く泣く実家に置いておくことに。
他にも、スペインでは使わないけど出発するまでは必要な書類など、ちょっとしたものは置いておいてもらえることになり、ギリギリまで整理。

そして、出発前日にAirbnbを引き払う際、余った食材や掃除道具なども実家に寄付(押し付け?)して、なんとか引っ越し作業が完了したのでした。

もう出発直前は、夜中まで作業した翌日に早朝からまた作業を始めて、途中で市役所に行ったり用事もこなしてはまた遅くまで作業、という生活で、夫婦共に目の下にはクマ、体重も減ってげっそりしてしまいました。

ただ、これほどげっそりしたのには、ここでは語られなかった壮絶な戦いが関係していたのでした…。

Maqui

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