すっかり忘れてしまったようだ
この間まで街は戦々恐々としていたはずだが
皆んな生活やお金のことも考えなければならないので、
慎重に坂を降りたり、
転ばないように確認したり
するのは、もはや面倒くさいのだ

最近は芸術のことを学んだり考えたりしているのだが
その歴史を見ていると、
これからはお先真っ暗だ
と言わざるを得ない
いろいろなことが便利になったはずなのに、
自由な時間は減っている
道具が無ければ、あるもので工夫しよう
と言うのではなく、
他の人が作った新しいものをどうやって使っていくか
という別のスキルが必要になってくるのである

一方で、大昔からの本能は
ちっとも変わっていないのだからタチが悪い
争いごとはなくならず
しかもそのサイズは大きくなっている
問題を環境にすり替えて
人と人は仲良くしようとしない
こんな調子じゃ
人類の未来はお先真っ暗ではないか