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たたきますか

「♪なんでだろう、なんでだろう、なんでだ、なんでだろう?」

noteから半年以上ごぶさたしておりました。おひさしブリーフ! 
と、言えば「ゲッツ!」でおなじみのダンディ坂野さん。
「なんでだろう?」は、テツandトモさん。Z世代には伝わるだろうか?
テツトモさんは青いジャージと赤いジャージ。ダンディさんは黄色いスーツ。

その昔、自分が仕事で関わっていた、とあるテレビ番組の話。当初、新しいエンターテイメントを届けるというフレコミで立ち上がり、ミュージシャン、マジシャン、俳優など、ジャンルを超えて「旬のエンターテイナー」がその日限りの「エンタメ」を披露。しかし、視聴率はふるわず…

当時は、お笑いブームでなかったものの、お笑い芸人さんを出したところ
そのパートだけ視聴率が上がった。これはもしや… と、続けざまに別のお笑い芸人さんを出したところ、またもやそのパートだけ視聴率がアップ。番組は一気にお笑いへと舵を切ったことがあった。

その時の「きっかけ」になったのがテツandトモさんとダンディ坂野さんだった。今や、番組名を模した◯◯◯芸人なるフレーズが生まるほどになったことの功労者は、この二組と言っても過言ではない。

テツandトモさんの「なんでだろう?」というフレーズは、今や小さな子供から大人まで多くの人に知られている。
さしずめ英語なら「♪Why,Why,Why,Why,Why,Why,Why,Why,Wh,Why,Why,Why?」違うか…

一見、何の変哲もないフレーズの「Why(なぜ)」。実はとてつもないポテンシャルを秘めていること、お気づきだろうか?

大人になり、ボーっと過ごしているとそれが当たり前になっていき、いちいち疑問を感じることが少なくなっていく。しかし、好奇心旺盛な子供はいつでも「なんで?どうして?」と訊きたがる。世の中には「なんでだろう?」があふれている。

情報があふれる世の中で、検索すればおよその知識は手に入る。もはや記憶力を問う「テスト」の意味は薄れ、答えよりも「問い」を探す力が問われる時代、まず「なんでろう」と疑問を持つことは大切。

なんでだろう?と考えると、自分を主語にして考えはじめ、自分の中にひとつの軸が生まれる。たとえば、学生は卒業したら就職するという流れは客観視点で説明できる。しかし「なんで学校を卒業したら就職するのだろう?」と疑問を持つと、突然自分ごとで考えられるようになる。

すると「じゃぁ就職しないなら、何をするのか?何をすればいいのか?」「同じ疑問を持った人たちはどうしているだろう?」といった思いを巡らすことも… 若い世代に限らず、定年を迎える世代でも「自分は何をやりたいのかわからない」といった悩みを抱えている人も多いと聞く。

やりたいことが見つからないときは、まずはなんでもいいので、なんでだろう?という視点を持つと、自分がどんなことに興味があるのかに自然と気づいていく。

有名なのが「トヨタのカイゼン」 現場で問題が発生すると「なぜ?」を5回繰り返すアレ。5回繰り返すことで、問題の本質が見えてくるという。
同じように自分に対しても「なんでだろう」繰り返し、掘り下げていくことで、本当に自分がやりたいこと、興味のあることに気づける。

に、しても、なんで今回「なんでだろう?」について書いているのだろう?

そうだ!SNSのフォロワーさんが「noteの書き方がわからず、本当に困っている」というツイートに少しアドバイスを送ったところ、感謝いただいことだった。

そして、なんで「なぜ」から始めることが大切なのか。もうひとつ有名な話を共有。なぜから始めることと人間の脳の「構造」との関係性に着目したサイモン・シネックさんのプレゼン動画。何度見ても毎回膝を叩いてしまう神回だ。ご参考まで。


沖縄出身のお笑い芸人さんが命名してくれたペンネーム/テレビ番組の企画構成5000本以上/日本脚本家連盟所属/あなたの経験・知見がパワーの源です