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書くための読書〜「書くひと」なら読んでおきたい4つのジャンル〜

noteって、肩肘張らずに思ったことを思ったまま「自由」に書けるところが良いんですよね。

noteをプラットフォームに発信をされているクリエイターさんや、いつも投稿を読んでくださる読者さんとの距離感も心地良い。

そんな「自由」を堪能させてもらっているnoteへの発信も、継続していく中で「ブチあたる」こんなカベ。

「そろそろ書くネタに困ってきたな〜」

「わたしのこの文章、読みにくくないんかな?」

「もっと語彙力あげて上手い文章書きたいねん!」


その悩み、ぜんぶ「読書」が解決します!


アウトプット(書くこと)の量と質を上げるには上質なインプット(読むこと)が不可欠なのは言うまでもありません。ない袖は振れませんからね。

「本を読むのがええのは分かった。て言うか分かってんねん。ほんならな(「そうしたら」の関西弁)、どんな本読んだらええのん?」

と、わたし自身が思い、文章に関する書籍を読み進める中で紹介されていた4つのジャンルをご紹介します。


今回は以下の書籍を参考にしています。

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「三行で撃つ」(近藤康太郎 著)

本書は以前にも「時間管理・執筆環境」にポイントを絞ってご紹介しました。


今回は本書のなかから「書くんやったら、これだけは読んどき!(注:文中は関西弁ではありません)」といわれる「ライターなら読まなければならない「課題図書」にフォーカスします。


この記事を最後まで読んでいただくことで、知見が広がり、語彙力があがり、もっともっと書きたくなる、そんな想いや行動のお手伝いができたならうれしく思います。

ぜひ最後までご覧ください!


「書く」と「読む」はセット〜課題図書は4ジャンル〜

ズバッと結論、この4ジャンル。

①日本文学 

②海外文学 

③社会科学あるいは自然科学 

④詩集

それぞれ解説していきます。


①日本文学 

古典限定。明治時代(夏目漱石・森鴎外)から昭和文学(太宰治・三島由紀夫)くらいまで。

表現者たるものさもありなん。


②海外文学 

古典限定。

小説の始まりとされるセルバンテス、ボッカチオあたりから、ゲーテや、ディケンズ、バルザック、ドストエフスキーら十九世紀小説の爛熟期ぐらいまでの、だれでもが知っている名作でよい。

海外文学は「翻訳」で読むため、語彙や文体よりも世界の見方、認知能力を学ぶことが目的。

もの書きにとって必須の鍛錬。


③社会科学あるいは自然科学 

できれば古いものから順に読み始める。

法学、政治学、経済学、社会学など。そうした学問を多少なりともかじっていないと骨格の弱い、土台がゆるい文章になる。

社会科学、自然科学の本格的な書物を読まないライターは、偽物。


④詩集

なんでもいい(笑)万葉集でなくても、それこそJ-POPの歌詞でも。

いきなりゆるくなりましたが、理詰めの文章は押しつけがましい、読みにくいことがその理由です。


古典のおすすめリスト

①日本文学

『必読書150』(太田出版)

『私学的、あまりに私学的な』(ひつじ書房)の巻末リスト

 ②海外文学

「西洋文学この百冊」京都大学文学部(インターネット公開)

桑原武夫『文学入門』(岩波新書)※著者イチオシ


わたしの読書はビジネス書や現代小説が主だったので、古典や学術書は未知の世界…

ザッとリストを眺めてみる。

「めっちゃむずそう…」が正直な感想です。だからといって拒否反応を起こしているわけではありません。むしろ、「本の世界、奥が深い」との思い。これから少しずつでも取り掛かりたいと思いました!


読書時間は1日2時間

読む時間は1日2時間。内訳は課題図書4ジャンルに各15分(1冊15分×4冊で1時間)、プラス自分の好きな本に1時間で、計2時間。

好きな本はビジネス書でも、小説でも、漫画でも。なんなら仕事上で必要な資料でも。

課題図書も1セット15分なら隙間時間の活用が可能です。オーディブルや電子書籍なら通勤時間やお風呂なんかもフル活用できますね。


文中では文章を書く事を本業にしたいと考えている「塾生」に向けた指導として書かれていますので、多少修行めいた感は否めません。


それでも「自分は日記メインやし本読まんでも大丈夫やわ」と思うことなかれ。

どんなジャンルの本であれ、新しい気づきは必ずあります。個人的には文章を積極的に書かないかたでも読書はしたほうが良いと思っています。

それにnoteで執筆しているだけでみんな立派な「クリエイター」ですからね!


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