魔王城書店

【虚無虚無ぷりん】リアル脱出×書店はどうしてこうなってしまったの?

「【リアル脱出ゲーム×書店「本に棲まう魔物をたおせ!!」[魔王城からの脱出シリーズ]】」が昨日(8月27日)から始まりましたね。

秋葉原勤務の地の利を生かして、昼休みに書泉ブックタワーに走って遊んできました。

■まず私のこと

・リアル脱出ゲーム参戦歴はX年
・「魔王城からの脱出シリーズ」は「魔王城からの脱出」のみプレイ済(京都アジトでソロ凸したよ!面白かった)
・書泉系でのリアル脱出ゲームは「本屋迷宮からの脱出」「漫画迷宮からの脱出」プレイ済。(一般的には漫画迷宮のほうが評判いいけど、本屋迷宮好きだったよ。ミステリファンだからかな)

(2013年って、もう6年も前なの……マジか……)
・秋葉原勤務のため書泉ブックタワーはかなりの頻度で足を運ぶタイプ(2階の文庫売り場ばっかだけど)

■感想(もちろんネタバレなし)

……あっ、うん。

あなたは魔法使いの家系の生まれ。
しかし、うまく魔法が覚えられずに悩んでいる。
そんなとき、城下町の書店で、一冊の本が目に止まった。
その名も「独学でマスター!ゼロからはじめる魔法書」。
しかしページを開いた瞬間、あなたは凍りついてしまった。
魔法書に魔物が取り憑いている......!
「俺はこの魔法書を開いた者に災いをもたらす魔物だ」
そう言って角の生えた魔物は大きな声で笑う。
あなたは恐怖に震えながらも、覚悟を決めた。
一刻も早く魔法書を読み込んで呪文を覚え、この魔物を退治しなければ!

というあらすじ。なので、「魔法書」を買ってそれを読みながら謎解きを進めていくことになります。

まずですね……魔法書がダサい。無駄にでかい。

地味にこれが苦痛。(まあダサいのは書店内でしか見せないからいいか)デカい上にバインダーが固い。私が普段使っているリュック(小さめ)には入り切りませんでした(笑)。とりあえず今日は会社に置いて帰ることにします。

次にですね……書店でやる意味があったかわからん。

これはたぶん私が本屋迷宮→漫画迷宮を経てしまっているからなんでしょうね。まあアレですよ、「この周遊、どこでもできるな」って言う虚無さが心に浮かびます。でもよく見てみればこれ他の地域でもやるんだもんね!じゃあこういうパッケージにしやすいのにするしかないよね^^ 本屋じゃなくてええやんけ^^

本屋迷宮・漫画迷宮はいずれもネタバレ済です。漫画迷宮のネタバレUSTが残っていたので貼っておきますね!!

そしてですね……謎がおもんない。

まあもうこれもね!?ほら、わたし謎解きしないし。もしかすると、いつも謎解きする人は面白かったのかもしれないよ。知らんけど!!!!!なんかここ不親切だなとか、なんか微妙だな、と思って首をかしげても、ヒント(答え)までしっかり載っているヒント集がついていたので、そこは良かったんじゃないでしょうかね!?!?!?!
「うっそだろ、なんでそこを!?」みたいに思っても、でもちゃんとヒント(答え)にそう書いてあるから!!!!!1!!だからそれが正解!!!!!!
全体的に薄味で、「味薄いね、すだちかけておくね!」って意味は分からないけどすだちをかけられているような食感でした。いやいやそこは醤油にしようよ、とか、もうチーズかけてオーブンに入れてドリアリメイクできないかな?というな気持ちです。

最後にですね……2000円する。

本屋迷宮 ゲームブック代 1,050円(税込)
漫画迷宮 ゲームブック代 1,050円(税込)
本に棲まう魔物をたおせ!! キット価格:2,000円(税別)

私「これ内容500円くらいじゃない?」
友達「バインダー代が1500円なんだよ」
友達「おまけ謎が500円なんだよ」
私「本編は????」

とはいえ、良かったところもあります。良かったところについても述べておきますね。

先にも書いた通りヒント(答え)がしっかりしているので、ソロで遊んだり謎解きに自信がない方、小さなお子さんも安心かと思います。最近の周遊はヒントがしっかりしてるよね、素晴らしいと思います。ただ、ヒント集の作り方のせいで、他の問題の答えが見えてしま、アアアアア(見なければ問題ないです)。あとチラっと書いたおまけ謎も、おまけながら可愛く小粒によかったと思います。(本編の謎よりクオリティが高くないですか?)

■まとめ

舌が肥えたグルメな方が食すと、あまり好ましくない気持ちになってしまう可能性がございます。
決してクソマズなわけではない。決して食べ物として成り立っていないわけではない。でも、しかし……。

私はこうした謎解きたちを「虚無虚無ぷりん」となんとなく最近呼んでいます。

「これはひどい」わけではない「虚無だ……」という謎解きを見かけたら、みなさんも「これは虚無虚無ぷりん案件だ」と愛してあげてくださいね。

虚無の向こうには、虚無を生み出さざるを得なかった大変な環境が、きっとあるんだから――


三月ちゃんをいろんなイベントに出張させることが出来ます。ヤバそうなイベントに自分で行く気はないけど誰かに行ってきてほしいときに使ってください。