健康と学校教育 2

  その教育方法とは、小学生一人一人が好きな授業を選択できるようにすることだ。

  まず、1・2年生の段階では、毎日の時間割の中で好きな授業に出席できるようにし、学びたい授業がない場合は自習をしたり早目に家に帰ったりできる。こうして、2年生まで過ごすと、大体自分の好きな教科や向いてる教科が分かるようになっていく。この2年で学ぶ内容は基本的なことで、授業の用意が簡単なので、急な人数の変動にも対応しやすい。

  そして、3・4年生になったら、今度は半年ごとに授業を選択する。そこでは、少し専門的な内容になっていくため、事前に道具を準備したりする。

  5・6年生では、1年ごとの授業にする。ここで、子供たちは自分の大体の適正を見極め、自分の進路の見通しを立て始める。

  中学生になったら、本格的な授業に入る。自分の学んできた技術と社会との関わり等を学ぶ。

  高校生になったら、実際に職業で使われているような技術や知識を学び、卒業と同時に希望する仕事に就けるようにする。

  大学では、高校生までの内容で浮かんだ疑問を研究する。昼間は働いて、夜に研究することもできる。


  こうすることで、子供たちは自分の好きなことを学びながら成長できるし、進路の選択がスムーズで、大人になってから食いぶちに困らない。また、各々の素質を生かすので、社会の発展にも大きな影響を与えることができ、少子化の対策にも繋がる。


  戦後の日本は、庶民にとって基礎教育というのは重要で、それによって日本社会は発展してこれた。しかし、現代では、基礎的な知識はインターネットを使えばすぐに手に入れることができるし、人々の間に常識として色々な教養が浸透している。もはや、基礎教育は当たり前の内容であり、それだけでは仕事に役立てることはできない。これからの時代は、一人一人が適性に合った専門性を持ち、本人は楽しいと思えることをしながら社会にもいい影響を与えることができるという生き方が広まっていけば、社会が抱える色々な問題が解決すると思う。


  私は、ぜひ日本政府にこのような教育方法を検討して頂きたい。


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