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(仮題)覚書のような物語

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つらい経験の追憶。信じるも信じないも、読み手次第。 僕も気分次第で公開と非公開を繰り返すつもりです。
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記事一覧

第九の覚書

週に2回のお風呂と、毎日決まった時間にとる何とも味気ない食事。 それ以外はひたずら、朝から…

まーくん
1か月前
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第八の覚書

ある日の夕食時でのこと。 食事は一応朝、昼、夕と出る。デイルームで集合して食べるので、個…

まーくん
3か月前
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第七の覚書

入院する少し前に、運命的な出会いを果たしていたのは、今は亡きR神父だ。 出会いといっても、…

まーくん
4か月前
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第六の覚書

今回も、病棟で出会った少し不思議な人をご紹介。 ふとした瞬間、何の前触れもなくぶつかって…

まーくん
5か月前
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第五の覚書

今日は病棟で出会った印象深い住人を、二人紹介しよう。 1人目。 体型は太目。プロレス好き…

まーくん
5か月前
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第四の覚書

第一の覚書で書いた翌日の朝。 Tさんの「とんでもないところに、来てしまったと思ってるでし…

まーくん
6か月前
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第三の覚書

フロアにはSRさんのような眼光の鋭い御仁も何人かいたが、一見して何も問題がなさそうな人のほうが圧倒的に多かった。 その中の一人。とてもおとなしそうな男性。40代ぐらいに見えた。 こちらが質問をしても返事を返してくれる。だがその応答速度が、「異常に遅い」のだ。 その人をHOさん(返事が遅い)としよう。 僕「HOさんは、どんな仕事をされてたんですか?」 (およそ1分後) HOさん「深夜のトレーラーをひっぱっていたよ」 僕「僕は退院できますかね・・・」 (およそ30秒

第二の覚書

そんなTさんが僕以外に気にかけていた人がいる。 やせ型で、院内を移動する際は車いすを使って…

まーくん
1年前
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第一の覚書

そうだな、あれははるか昔の記憶-。 今から書くことは、いくらか物語であって、いくらか真実…

まーくん
1年前
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