愛しい人への想いは、尽きることはない。

どこへ行っても、自分がどんなものになっても。

もっと想いを伝えたかったのに、愛する人は離れてしまった。

そこから自分の時計は、まるで止まってしまったかのよう。

穏やかな冬の日差しを受けながら、新しい年の足音を感じだす師走。

この時期になると、僕は毎年この曲を聴きたくなる。

TM NETWORKの『Still Love Her (失われた風景)』。
※1988（昭和63）年12月9日、エピックレコードジャパンより発売

私事だが、

先日、『billboard classics 小室哲哉 Premium Symphonic Concert 2022-HISTORIA-』を鑑賞してきた。

稀代のヒットメーカー小室哲哉とビルボードクラシックスの融合。

『GET WILD』、『My Revolution』から『DEPARTURES』、『I'm proud』といった昭和と平成を彩ったTKサウンドの数々。
そして浅倉大介さん、Beverlyさんもゲストに迎えて演奏された、『Be The One』まで。
珠玉のナンバーをフルオーケストラの荘厳な響きとともに堪能することができた。

LIVE Fesのような熱い声援ものももちろんいいのだが、このようなご時世だからこそ。
荘厳な雰囲気のもと行われるコンサート形式のものも、僕は円熟味があってとても良いと思う。

これからはベートーヴェンの『第9』を聴くように、ぜひ毎年師走にやっていただきたい企画である。
年の瀬の寂しさも、きっと癒される。